元総務省消費者行政課の弁護士が
基礎知識・理論・実務をコンパクトにまとめた一冊
【総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政課 湯本博信課長 推薦】
本書では、プロバイダ責任制限法の逐条解説という法理論に関して、易しく解説されています。さらに、これに加えて、被害者側とプロバイダ側のそれぞれの立場から実務上の手続が整理され、必要かつ十分な数の裁判例も掲載されるなど、インターネット上の違法・有害情報に対する法的対応を行うに際してまさに十分な内容となっています。
【序説~逐条講義~実務解説の3部構成!付録も充実!】
●序説では、インターネット上に流通する情報の類型・特質、違法・有害情報への対応状況、法的責任について解説した上で、プロバイダ責任制限法の立法経緯、施行後の改正状況等、同法の機能について解説。
●逐条講義では、プロバイダ責任制限法の各条項の趣旨、解釈等について詳説。
さらに、同法に関連する裁判例につき、重要と思われるものについては、関連条文の解説と併せて掲載。プロバイダ責任制限法の基本構造・機能・適用場面・解釈等を立体的に理解できる内容。
●実務解説では、被害者側の対応として、プロバイダ責任制限法に基づく対応と併せて、実務上多く見られる削除請求や開示請求についても解説。
プロバイダ側の対応としては、「問題となる情報が削除可能な権利侵害情報に当たるか」「発信者情報開示請求の要件を満たすか」など、プロバイダ等がいかなる対応をとり得るか、その方策について解説。
●付録として、実務上の疑問点や留意点を取り上げた25問のQ&Aや関連用語集等を収録。