不法行為法 基本判例解説

本体 ¥ 2,400
¥ 2,640 税込

著者:良永和隆/著
判型:A5判
ページ数:248頁
発刊年月:2010年8月刊
ISBN/ISSN:978-4-8178-3882-7
商品コード:40413
略号:不法

商品情報

●「民事研修」誌に連載された43件の判例につき、加筆・修正を行い収録。
 加えて、第2部追補判例として、近時の注目される主要判例の概要を17件掲載。
 総収録判例数60件!
●有名判例を多数取り上げ、論点を明確に示した上で詳解。
●重要な論点にはアンダーラインを付し、キーワードとなる単語はゴシックで表記する等、
 読みやすさを徹底的に追求。
●?事実→?判文→?解説の三段階構成でコンパクトにまとまった絶好の入門書。

目次

第1部 基本判例の解説
第1章 一般不法行為の要件
第1節 故意・過失
[ 1 ] 不法行為における過失の意義
    (大阪アルカリ事件)
[ 2 ] 医師の過失(輸血梅毒事件)
[ 3 ] 医療機関に要求される医療水準
    (姫路日赤未熟児網膜症事件)
第2節 違法性
[ 4 ] 権利侵害から違法性へ(大学湯事件)
[ 5 ] 権利濫用と不法行為(信玄公旗掛松事件)
[ 6 ] 人格権の侵害-宗教上の信念に基づく輸血拒否
    (「エホバの証人」輸血拒否事件)
[ 7 ] 名誉の侵害-法人の慰謝料請求
    (代々木診療所事件)
[ 8 ] 名誉の侵害-真実性の証明・相当性の法理
    (署名狂やら殺人前科事件)
[ 9 ] 名誉の侵害
    -人格権(名誉権)に基づく差止請求
    (北方ジャーナル事件)
[10] 氏名権(韓国人氏名日本語読み事件)
[11] 不貞行為の相手方に対する配偶者
    及び子の慰謝料請求
   ( ホステス不倫事件)
第3節 因果関係
[12] 因果関係の立証(東大ルンバール事件)
[13] 因果関係が証明されない場合の
    医師の損害賠償責任
   ( 心筋梗塞死亡事件)

第2章 特殊不法行為の要件
[14] 責任能力ある未成年者の不法行為と
    監督義務者の責任
   ( 中学生強盗殺人事件)
[15] 使用者責任-事業執行性(株券偽造事件)
[16] 使用者責任-事実的不法行為と外形理論
    (通産省事件)
[17] 土地工作物責任(井の頭踏切事故事件)
[18] 動物占有者の責任(牛馬仲買商事件)
[19] 共同不法行為の成否-共同関係の意義
    (山王川事件)
[20] 交通事故と医療過誤との競合
    (6歳児死亡事件)

第3章 不法行為の効果
第1節 差止請求
[21] 差止請求(国道43号線公害訴訟事件)
第2節 損害の意義・範囲・算定
[22] 損害の意義(研究所技官事件)
[23] 不法行為における損害賠償の範囲
    (長崎本舗事件)
[24] 年少女子の逸失利益の算定
    (女子中学生死亡事件)
[25] 不法就労外国人の逸失利益の算定
   ( パキスタン人指切断事件)
[26] 後遺障害による逸失利益の算定
    -事故後に別の原因で死亡した場合
    (貝採り事件)
第3節 慰謝料請求権 
[27] 慰謝料請求権の相続性
    (慰謝料請求権相続事件)
[28] 傷害の場合における近親者の慰謝料請求権
   ( 10歳女児顔面負傷事件)
第4節 過失相殺・損益相殺 
[29] 過失相殺能力(ミキサー車事件)
[30] 被害者側の過失(保母引率事件)
[31] 素因減責論(首の長い女性事件)
[32] 損益相殺-遺族年金の控除の可否
    (遺族共済年金事件)
第5節 消滅時効
[33] 民法724条の消滅時効の起算点
    -加害者を知った時
   ( 白系ロシア人スパイ容疑事件)
[34] 民法724条の消滅時効の起算点
    -損害を知った時
   ( ロス疑惑下野新聞社事件)
[35] 継続的不法行為における消滅時効の起算点
   ( 土地不法占拠事件)
[36] 民法724条後段の20年の期間の性質
    (不発弾処理事件)
第6節 請求権競合
[37] 請求権競合-免責約款(ペリカン便事件)

第4章 特別法
第1節 失火責任法
[38] 失火責任-責任無能力者による失火
    (お化け屋敷事件)
第2節 自動車損害賠償保障法(自賠法)
[39] 運行供用者の意義・判断基準
    (自動車無償貸与事件)
[40] 運行供用者責任における他人性
    (「妻は他人」事件)
第3節 国家賠償法
[41] 公務員の不法行為
    (横浜市立中プール事故事件)
[42] 民間委託と国家賠償責任(積善会暁学園事件)
[43] 営造物責任-水害における河川管理の瑕疵
    (大東水害事件)


第2部 追補判例
(1) 故意・過失
〔1 〕 医師の転送・転医義務/
    後遺症と「相当程度の可能性」の法理
〔2 〕 貸金業者の債務者に対する取引履歴開示義務
〔3 〕 課外クラブ活動中の落雷事故と引率教諭の過失
〔4 〕 建物の瑕疵と建物設計者
    及び施工者の不法行為責任
(2) 権利侵害ないし違法性
〔5 〕 景観利益
〔6 〕 婚姻外の男女関係(パートナーシップ関係)の
    一方的解消
(3) 損害・過失相殺
〔7 〕 企業損害
〔8 〕 控除される中間利息の割合
〔9 〕 共同暴走行為と被害者側の過失
〔10〕 複数の加害者の過失及び
    被害者の過失の競合と過失相殺の方法
〔11〕 不法原因給付と損益相殺
(4) 消滅時効・除斥期間
〔12〕 じん肺による死亡と損害賠償請求権の
    消滅時効の起算点/消滅時効の段階的完成と
    損害控除
〔13〕 民法724条後段所定の除斥期間の起算点
〔14〕 後遺障害による損害賠償請求権の消滅時効の
    起算点
(5) 特殊不法行為
〔15〕 暴力団抗争と組長の使用者責任
〔16〕 被用者への求償権の制限
〔17〕 共同不法行為の要件

判例索引
事項索引

PAGE TOP