17_社障
24/44

8はなく,より高い水準を保障することが求められるようになっていくのです。今日の社会保障の水準は,かつてのような,最低生活を維持するという水準を大きく上回るものとなっています。 また,生活の安定を維持するということは,単に貧困に陥ることを防ぐということだけではなく,生活の質の向上や,身体的,精神的な自立の支援,稼得能力の喪失のカバーなど,さまざまな面に及ぶものです。今日の社会保障は,そうした広い意味の「生活の安定」を目的としているということができます。1 すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2 国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。トピック日本国憲法第25条

元のページ  ../index.html#24

このブックを見る