(試し読み)家庭裁判所における遺産分割・遺留分の実務(第4版)
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2 遺産分割の前提問題2 遺産分割の前提問題 69① 相続人の範囲② 遺言書の効力又は解釈③ 遺産分割協議(書)の効力④ 遺産の帰属についての争いである。⑵ 相続人の範囲についての争い 相続人の範囲は,通常は戸籍謄本によって明らかになる。遺産分割の調停又は審判の申立があると,家庭裁判所は戸籍謄本(戸籍記載事項証明張)ア 分割の対象となる財産に関する主張イ 配偶者居住権に関する主張ウ 遺産の評価に関する主張エ 特別受益の主張オ 寄与分の主張キ 相続開始後の相続人の扶養や介護の問題ク 被相続人と相続人との間の金銭貸借の問題ケ 祭祀財産・祭祀承継の問題③ 遺産分割そのものに関する主張(審判移行後も審理の対象となる主④ その他の問題ア 感情的対立イ 相続人相互あるいは第三者との間の法的問題ウ その他⑴ 意 義 遺産分割の前提問題とは,遺産分割手続の進行に当たり,分割方法を定める前に解決しておかなければならない問題である。その例として,以下の4つの争いを挙げることができる。すなわち,

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