13_弁仕
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X1,X2 代理人弁護士 ○○X1,X2 代理人弁護士 ○○12  第1 法律相談とは何か,相談者は何を求めて法律相談に来るのかを理解するそれから約1か月後会社の代理人から書面(見積書)が送られてきたので,回答をした。 その後,業者からも弁護士からも連絡のない状態が続いた。(最初の手紙)  株式会社A 代表取締役 殿冠省 当職は,東京都○○区○○×─××─× X1及びX2の代理人としてこの書面をお送りします。 X1は,X2名義により,貴社との間で,平成20年○月○日,コンクリート補強工事及び白蟻消毒の工事を代金227万2,200円で,また,平成20年△月△日,床下防湿工事を代金100万8,000円で行うことを内容とする契約を締結しましたが,この二つの契約につき,この書面により,貴社担当者による詐欺を理由として取り消し,その旨通知いたします。したがって,今後前記住居に立ち入ることの無いよう,あわせて通告いたします。 本件については,当職が一切を受任しましたので,X本人に対する連絡をしないようにし,連絡等は全て当職あてにされるよう要請します。 用件のみ(第2の手紙)  株式会社A代理人B 先生前略 当職からA(以下「会社」という。)にあてた平成20年○月○日付書面に対し,先生から同年□月□日付の書面と工事の施工状況に関する書面が送られ,これを受領しました。同書面によれば227万2,000円を請求する旨の記載がされていますが,当職からの書面に記載したとおり,Xと会社との間の契約については,詐欺を理由として取り消しており,キャンセルしたのではありません。 工事の内容について,当方の業者に見積もり及び施工状況の評価を依頼したところ,例えば「白蟻消毒」については,20坪まで75,600円とさ敬白

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