13_弁仕
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推薦のことば  1 司法制度改革審議会意見書が平成13年に出され,平成15年から16年にかけて,相次いで司法改革関連法が成立し司法制度改革が具体化変わり始めた時期,私は日弁連事務総長として日弁連の会務に奔走し,その時期,藤井篤弁護士は事務次長として会長,副会長や私を支えてくれていました。 平成17年6月に事務次長を退任した後,藤井さんは,都市型公設事務所の所長に就任し,爾来8年間,若手弁護士を育成し,弁護士が少ない地域に,ひまわり基金法律事務所の所長や法テラス法律事務所のスタッフ弁護士として赴任する弁護士を送り出してきたということです。 この度,藤井さんから,若い弁護士たちの参考となるように,弁護士の実務の実情を踏まえた図書をシリーズで出版したいとの話をお聞きしました。 法科大学院の創設に伴い,平成19年に新司法試験制度による弁護士が生まれ,今日では毎年1,400人を超える新人弁護士が誕生しています。こうした若い弁護士が,活躍の場を得て,弁護士としての資質を高め,広く国民の期待に応える弁護士としての職務を行うようになっていくことは,私たち弁護士全体にとって喫緊の課題となっています。 藤井さんの著作は,若い弁護士が自ら弁護士としてのスキルを磨いていくための教材となるよう,一石を投ずる試みであり,日弁連会長としての公式の立場ではなく先輩弁護士の一人として,ささやかなエールを送ります。平成25年7月日本弁護士連合会会長 山岸 憲司推薦のことば

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