iii本書の使い方本書の使い方1 業種からの契約類型抽出本書では,まず,業種毎に顕著に登場する契約類型をピックアップして,当該取引の特徴と当事者の立場に応じたリスク分析を踏まえて,契約条項化する際のポイントを指摘しています。各業種の特徴とそこで採り上げる契約類型は,各業種の総論でご紹介していますので,まずは各業種の総論をご覧ください。業種としては,現代における事業展開が著しい次の各分野,すなわち,①メーカー,②物流・小売,③エンターテインメント,④通信・情報処理,⑤医療・ヘルスケア,⑥不動産・建設業,⑦金融の各分野を採り上げました。そして,例えば,①メーカーの章では,メーカーの事業活動の際に必要となる各契約,すなわち,動産売買契約,取引基本契約,特許実施契約,OEM 契約,技術開発委託契約,共同研究開発契約,秘密保持契約(対事業者),秘密保持契約・競業避止契約(対従業員)を採り上げています。2 契約類型からの業種横断的アプローチその一方,一般の契約書式集によく見られるように,契約類型から特定の契約を探し出すことをも同時に可能にするため,契約類型毎に各業種でどの契約を採り上げているかを逆引きできるようにも配慮しています。後掲のクロスレファレンス表(xviii 頁)をご覧頂くと,例えば,ライセンス契約については,①メーカーでは特許実施契約,OEM 契約,③エンターテインメントでは,コンテンツに関するライセンス契約,④通信・情報処理ではソフトウェアライセンス契約等を採り上げていることが分かります。このように,クロスレファレンスを利用することで,これらの各契約を業種横断的に参照することができます。
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