テレビ
5/46

i 初版の刊行から約8年、ようやく皆様に本書の改訂版をお届けすることができました。前回は角川学芸出版からの刊行でしたが、同社のご了解を得て、今回は日本加除出版からの刊行となりました。 おかげさまで、本書の初版は、テレビ番組の制作と放送の現場で生じる様々な法律問題について、現場の方の視点に立って解説した、おそらく初めての書籍として、多くの方からご好評をいただくことができました。 今回は、その改訂版として、初版の良さを活かしつつ、その後の法改正や新判例、BPOの存在感の高まり、読者の方からのご要望などを踏まえて、大幅に改訂を加えたものです。QAの数を初版の68個から76個に増やしたほか、既存のQAにも大幅に加筆変更を加えました。コラムも全て、今回新たに執筆したものです。また、今回は、法律専門出版社からの刊行となったことを機に、新たな読者層として、テレビ業界やエンタメ業界等と関わりのある法律実務家の方々のニーズにもお応えするべく、判例や法令への言及も、初版以上に充実させました。 初版のはしがきでも申し上げましたが、テレビ番組は、報道からバラエティ、ドラマまで幅広いジャンルに及んでいます。そして、放送に至るまでには、企画、取材、素材の入手、撮影、編集といった様々な過程を経ています。したがって、その過程で生じる法律問題も多岐にわたります。著作権、名誉権、プライバシー権、肖像権といった様々な権利への配慮が必要ですし、それ以外にも守るべき多くのルールがあります。現場で日常的に生じうる様々な法律問題を統一的に解説した書籍があればという思いから執筆したのが初版でした。その思いは、改訂版である本書においても少しも変わらず受け継がれています。 本書は、初版同様、現場での使い勝手の良さを重視し、実際によく現場で問題とされる話題を中心に取り上げています。そのため、はしがき

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る