16_Q社障
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Q48 障害者が陥りがちな消費者被害と回復方法 Q49 借金問題の解決法 Q50 障害者アートと著作権 352359364目  次xxiv動いたらいいでしょうか。私の息子は軽度の知的障害があるのですが,就労継続支援A型の作業所を出たところで,見知らぬ女性に「商品アンケートに協力願います。お答えいただいたら抽選で素敵な景品もあります」と声をかけられ,喫茶店で話しをするうちに親しくなったようです。何度かデートした後で,「私の働いている店にサクラとして来て」と頼まれて,宝石店に付いていくと,そこでその女性にねだられ,35万円もするネックレスをクレジットカードで購入してプレゼントしたとのことです。その後,その女性とは連絡が取れなくなったということですが,「2人だけの秘密」と言われていた息子は誰にも相談できず,契約から1か月後のクレジットカードの引き落としがあって初めて私たちの知るところとなりました。このネックレス代は支払わないといけないのでしょうか。私の長男には軽度の知的障害があります。最近悪い友達ができて,ガールズバーに入り浸り,友達の飲み代までおごらされた上,ガールズバーのマスターに「名義を貸してほしい」と頼み込まれてマンションの賃貸借契約もしてしまったようです。また,飲み代のツケも多額に及んでいるとして,サラ金(消費者金融)からも借入れをさせられたようで,支払が滞っている旨の請求書が自宅に届き始めました。マスターやサラ金が怖いので,請求される金額を親の私たちが代払いしようかとも思っていますが,どのように対処したらよいでしょうか。私は障害者の生活介護の事業所の施設長をしています。当事業所では障害者アートや音楽に力を入れています。利用者の一人に自閉症の男性がいるのですが,彼の書く仏像の絵が素晴らしく,先日の展覧会で優秀

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