主請(第二版)
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本書についてiv考え方(建議)4頁,同解説18頁)。最高裁判決には「パーセント」を用いるもの(最判令和4年1月28日民集76巻1号78頁)と「%」を用いるもの(最判令和元年12月17日LLI/DB判例秘書)がある。本書では「%」を用いる。・「及び」「並びに」 併合的な並列の接続の場合に用いられる。 単純な1段階の併合的接続の場合は「及び」を用い,2段階以上の併合的接続の場合は,最も小さい段階に「及び」を用い,それ以外の段階には「並びに」を用いる(八木欣之介『公用文作成の要点と文例』159頁(新日本法規出版,改訂版,2023))。・「又は」「若しくは」 選択的な並列の接続の場合に用いられる。 単純な1段階の選択的接続の場合は「又は」を用い,2段階以上の選択的接続の場合は,最も大きい段階に「又は」を用い,それより小さい段階には「若しくは」を用いる(八木欣之介『公用文作成の要点と文例』160頁(新日本法規出版,改訂版,2023))。・「及び」,「又は」等の接続詞と読点 名詞を列挙する場合,「及び」,「又は」等の接続詞の前後に読点は原則打たない。これに対し,動詞,形容詞及び副詞を列挙する場合には,「及び」,「又は」等の接続詞の前に読点を原則打つ(瀬口至著『詳解公用文の書き方』169頁(夢の友出版,改訂版,2022))。・「うち」「内」 そのうち,…のうちの意の場合は「うち」,内・外の意の場合は「内」を用いる(文部科学省用字用語例(平成23年3月))。・「場合」「とき」「時」 「場合」「とき」は条件を示すとき,「時」は時点を示すときに用いる。 なお,条件が2以上の場合には,大きい方の条件に「場合」,小さいほうの条件に「とき」を用いる(八木欣之介『公用文作成の要点と文例』141頁(新日本法規出版,改訂版,2023))。

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