第1章 部活動を取り巻く問題ザー・ファザー)。3 保護者にとっての部活問題4 教師の家族の部活問題5 外部指導者の部活問題な疲れ,疲労骨折などの障害が生じる。 〇 スポーツ科学を無視した指導により,健康被害が生じる。 〇 部活動等に多忙な教師は,質の低い授業を行い,生徒への目配りも不足している。 〇 顧問の異動により,指導力・意欲のない顧問となった場合,納得のいく部活動ができない。 〇 強制入部,休養日のない(少ない)部活動により,家族がこどもと一緒に過ごす時間が奪われている。 〇 送迎,合宿,運営など,部活動への献身的な支援・協力が強制される。 〇 こどもが部活動に熱中し,部活動以外のことが疎かとなり,人間としての成長に欠けることが心配である。 〇 こどもが体罰・イジメなどを受けている,受けないか心配である。 〇 顧問の異動により,指導力・意欲のない顧問となった場合,納得のいく指導を受けることができない。 〇 平日も土日も,親である教師が部活で家庭にいない。こどもは孤児状態,配偶者はシングル状態となっている(部活孤児,部活シングルマ 〇 深刻化すると「部活離婚」,「過労死」により,本当のシングルマザー・ファザーになってしまう。 〇 学校や顧問教員は,外部指導員を下の存在,駒として扱い,人として,誠意ある対応をしない。 〇 報酬も少なく,身分も不安定である。4
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