Q火災
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第3章 補償範囲(注) 各損害保険会社の約款によって表現は異なる。⑤ 給排水設備事故の水濡れ等⑥ 車両又は航空機の衝突等⑦ 建物の外部からの物体の衝突等⑧ 騒擾又は労働争議等⑨ その他偶然な破損事故等家計分野についていえば,① と ② を補償する住宅火災保険,① から ⑧までを補償する住宅総合保険,① から ⑨ までを補償するオールリスク保険があるが,現在では,オールリスク保険が主流となっている。もっとも,オールリスク保険は補償範囲が広すぎ,契約者のニーズに合わないという問題がある。例えば,タワーマンションの高層階に居住している契約者の場合,⑥ 車両又は航空機の衝突等によって損害を被る可能性は皆無に近いため,無駄な補償のために割高な保険料を支払うことになるという不満があった。そのため,最近では,こうしたニーズに対応し,補償範囲を契約者が選択するタイプの保険商品が増えつつある。例えば,セゾン自動車火災保険の「自分でえらべる火災保険」は,① 火災,落雷又は破裂若しくは爆発のみを基本補償とし,② から ⑧ まではオプション加入となっている。60

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