Q火災
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第2編 地震保険Q102197解 説101Q 地震によって,自宅が液状化現象により傾いてしまった。こ102Q 地震によって,自宅の垣にクラックが入った。しかし,いつの場合,地震保険の補償の対象になるか。地震保険の保険事故は,地震若しくは噴火又はこれらによる津波を直接又は間接の原因とする火災,損壊,埋没又は流失である(地震保険2条2項2号)。液状化現象は,地震を間接の原因とする損壊又は埋没であるので,これによる建物の損害は,地震保険の補償の対象となる。の地震によって発生したか分からない。この場合,地震保険の補償の対象になるか。ので,いつの地震によって発生したか分からない場合は,地震保険の補償の対象とならない場合がある。なお,垣自体が地震保険の対象に含まれる場合であっても,地震保険の損害認定は建物の主要構造部の損害割合によって決められるので,垣のみの損害の場合には保険金は支払われない。一般に垣に損害が生じている場合には建物にも損害が生じている可能性が高いので建物についての損害認定を行う必要がある。A 地震保険の補償の対象になる。A 地震保険の保険事故の特定は保険金請求者が主張立証責任を負担する

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