Q火災
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第1章 販売チャネルチャネル経由で契約した方が保険料が安くなる場合が多い。ただし,通販型の場合には自分で保険商品を選択する必要があるため,本来必要な補償を落とすかもしれず,特に組立て式火災保険の場合,注意を要する。金額の査定を行うか。販売チャネルによって査定方法は異なるか。る。販売チャネルによる違いはない。建物の場合には構造や築年と延床面積から一般的な保険価額を算出する。ソーラーパネルの設置や床暖房の設置など,その建物固有の建築費増加要因がある場合には,その部分の価値を加算することとなる。保険の契約金額である保険金額は,同等のものを新たに建築あるいは購入するのに必要な金額を基準とした新価と,経年による価値の減少と使用による消耗を控除した時価額によるものとがある。現在は新価による契約が一般的になっている。保険金額は,保険会社にもよるが任意に設定できる場合が多い。しかし,契約によっては,保険金額の保険価額に対する割合で損害保険金が支払われる場合がある(比例てん補)。また,全焼などの場合には保険金額を限度に損害保険金が支払われるので,評価額である保険価額と同一の保険金額に設定しておかないと同等の建物を再築できなくなる。したがって,保険価額と保険金額は同じ金額にしておくことが望ましい。評価額である保険価額は保険会社によって定められており,代理店で加入しても通販で加入してもその価額に差異はない。248解 説119Q 火災保険・地震保険の加入時に,保険会社はどのように保険A 保険契約時に建物・家財の価値を判断し保険金額を設定する必要があ

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