3_高齢交通
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4平均寿命と健康寿命 わが国における平均寿命は、平成29年現在、男性81.09歳、女性87.26歳であり、前年より男性0.11年、女性0.13年上回っており、今後も寿命は延びると見込まれている(上記の【表2】参照。)。【表2】とはいえ、健康なまま天寿を全うできるわけではない。WHOは、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を健康寿命と提唱した。わが国においても、健康寿命の指標として「日常生活に制限のない期間の平均」、補完的指標として「日常生活動作が自立している期間の平均(要介護2以上になるまでの期間)」が使用されている1)。平成28年における平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳、「日常生活に制限のない期間」は男性72.14歳、女性74.79歳、「日常生活動作が自立している期間の平均(要介護2以上になるまでの期間)」が男性79.47歳、83.84歳と報告されている。5出典:内閣府ホームページ『令和元年版高齢社会白書』「図1‒1‒4 平均寿命の推移と将来推計」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2019/zenbun/pdf/1s1s_01.pdf)1) 平成31年3月「健康寿命のあり方に関する有識者研究会」報告書(厚生労働省)第1 高齢者とは

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