運労務
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8第1 改善基準のポイント2改善基準が適用される労働者3労働時間・拘束時間・休息時間の意義1991 労働時間の意義2 拘束時間の意義3 休息時間の意義 改善基準が適用される労働者とは、労働基準法9条に規定する労働者であって、四輪以上の自動車の運転の業務に従事する者です。 つまり、事業主に雇用され、運転業務に主として従事している人をいいます。トラック運転者については、運送業のトラック運転者のほか、毎日自家用トラックで配達している人や、商店の配送部門に雇われて通常運転している人などにも改善基準が適用されます。 労働時間には、労働基準法上の実労働時間規制の対象となる「労働基準法上の労働時間」と当事者が労働契約上、賃金支払義務や労働義務に関して労働時間として取り扱うこととして合意した時間である「労働契約上の労働時間」があり、両者の区別が必要です。すなわち、ある時間が、賃金が支払われる時間であるかどうかは、当事者がその時間に賃金支払を合意したかどうかで決まるので、労働基準法上の労働時間であるかどうかの判断と同じではありません。 始業時刻から終業時刻までの時間で、労働時間と休憩時間(仮眠時間を含みます。)の合計時間をいいます。 勤務と次の勤務の間の時間で、睡眠時間を含む労働者の生活時間として、労働者にとって全く自由な時間をいいます。

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