1 傷害保険の概要傷害傷害保険災害関係特約(災害割増特約・傷害特約・傷害損傷特約)損保型生保型医療保険型医療保険114疾病医療保険厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年数(概数)の概況」によれば,平成30年の死因のうち不慮の事故によるものは41,213件である。全死亡者に占める不慮の事故の割合は3.32%と少ない。その内訳は,◦交通事故―4,596人◦転倒・転落・墜落―9,645人◦不慮の溺死及び溺水―8,013人◦不慮の窒息―8,879人◦煙,火及び火炎への曝露―1,017人◦有害物質による不慮の中毒及び有害物質への曝露―538人◦その他の不慮の事故―8,525人である(第6表)。不慮の事故による死亡者数の推移は,厚生労働省「平成21年度「不慮の事故死亡統計」の概況」によると,◦昭和45年―43,802人(6.1%)※戦後ピーク◦昭和62年―28,255人(3.8%)※一番底◦平成7年―45,323(4.9%)※阪神淡路大震災◦平成11年―40,079人(4.1%)※平成7年を除き,平成ピーク◦平成20年―38,153人(3.3%)である。平成11年以降,死亡者数は漸減傾向にあるが,平成11年以降10年の全死亡者に占める割合はあまり変化がない。交通事故が最も多かった平成16年の発生件数952,720件,負傷者1,183,617人,死亡者7,436人から,令和3年は発生件数305,196件,負傷者362,131人,死亡者2,636人といずれも半減以下となっている(警察庁交通局《図表15 傷害・医療保険の伝統的分類》
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