執競
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1 112 22456812 13 13 13 141415161617 17ix設問1 強制執行前の所有不動産調査事例1 所有不動産の調査方法 第1 強制競売の準備 1 民事執行法上の不動産執行の位置づけと利用実態2 債権回収としての不動産強制競売の検討第2 不動産の調査方法 1 登記情報提供サービスによる不動産調査2 登記簿図書館による「名寄せ」での不動産調査3 帝国データバンク等調査会社による法人の不動産調査4 財産開示手続での不動産調査5 東京法務局への情報取得手続(改正民執205条)による不動産調査6 不動産記録証明制度の創設と活用による不動産調査の可能性第3 設問に対する回答 事例2 不動産価格の調査,被担保債権の残債務調査 第1 強制執行手続の対象となる不動産 第2 剰余価値の有無の見極め方法 1 不動産価格の種類2 民事執行法に基づく不動産評価3 抵当権等の被担保債権の調査4 その他の調査5 剰余価値の判断方法第3 設問に対する回答 目 次目 次 XはYを相手として3000万円の支払を求める確定判決を取得したが,任意の支払がなされていないため強制執行を検討している。Yはかつて会社を経営していたものの,既に高齢で仕事はしておらず,自宅は借家であることは判明しているが,自宅以外の不動産を所有しているのではないかという不確定情報があった。 Xの代理人弁護士として,Yの所有する不動産をどのように調査すればよいか。 事例1の事案において,Xは,Yが土地と木造の建物を所有していることを発見した。ところが,当該不動産には,約25年前に債務者をYとする金融機関Zの5000万円の抵当権が設定されていた。土地だけであれば現在価値は概ね4000万円程度であるが,建物は老朽化していると思われるような場合,強制執行の引当財産となると判断してもよいのか。その見極め方はどうすればよいか。

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