控訴
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⑵ 講義途中の質問について講師 それではよろしくお願いします。 講義の途中でも、疑問に思ったり、気が付いたりしたことがあれば遠慮なく質問をしていただいて結構です。勝手が違っていて、当初は途方に暮れていました。それでも、先輩裁判官などからいろいろとアドバイスをもらって、日々何とか凌いでいるという状況で、早く慣れることができればよいと思っています。弁護士A 初めまして。弁護士Aです。今年司法研修所を卒業して、弁護士登録をしました。弁護士事務所は私をいれて3人の所帯です。先日、いきなり先輩弁護士から「高裁の第一回期日があるから控訴状と控訴理由書を陳述してきてね~」と言われ、復代理の委任状を持って、初めて高裁の法廷に行きました。控訴状と控訴理由書を陳述したのですが、裁判長から控訴理由書の内容について尋ねられたものの、事件の内容をほとんど聞いていなかったこともあって、何も答えられず、次回までに書面でというのが精一杯で、恥ずかしい思いをしました。民事控訴審についてはこれまでほとんど考えたこともなかったので、これから勉強したいと思っています。弁護士B 初めまして。弁護士Bです。弁護士登録をして10年が経ちました。これまでに、高裁での控訴事件を数件担当したことがありますが、何となく第一審の延長のような感じで終わってしまいました。高裁の裁判官が何を考えているのかさっぱり分かりません。現在、一人で弁護士事務所を開いていますが、第一審の事件を担当するときから、控訴審のことも多少は念頭において訴訟代理人としての活動をしなければと思っていますので、よろしくお願いします。32 受講生自己紹介

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