序 司法書士行為規範る。価値の多様化が進み,法的ニーズの多様化も進む現代においては,今後,現行の行為規範からは必ずしも明確な指針が出てこないような課題も出現することであろう。そのような課題については,司法書士一人一人が法専門職倫理のコアヴァリューに立ち返り,どのような対応をとるべきか,独自に判断するよりほかない。同時に,新たな課題についても,常に司法書士集団として情報をアップデートし,研修等を通じてどのような対応が適切かを検討し,結論を言語化して適時に行為規範を改めていく姿勢が求められる。20
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