実務 私立学校法
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書式2 補償契約書591学校法人○○学園(以下、「甲」という。)と、○○○○(以下、「乙」という。)は、以下のとおり補償契約を締結する。(目的)第1条 この契約は、私立学校法第96条の規定に基づき、乙が、甲の役員又は会計監査人としての職務の執行に関して負担する防御費用及び賠償損失について、その補償に関する事項を定めることを目的とする。(定義)第2条 この契約において、「防御費用」とは、乙が、甲の役員又は会計監査人としての職務の執行に関し、法令の規定に違反したことが疑われ、又は責任の追及に係る請求を受けたことに対処するために支出する費用をいう。2 この契約において、「賠償損失」とは、乙が、甲の役員又は会計監査人としての職務の執行に関し、第三者(以下、「当該第三者」という。)に生じた損害を賠償する責任を負う場合における次に掲げる損失をいう。(1)当該損害を乙が賠償することにより生ずる損失(2)当該第三者との間に和解が成立し、乙が当該和解に基づく金銭を支払うことにより生ずる損失(防御費用の補償)第3条 甲は、乙に対し、防御費用のうち、通常要する費用の額を補償する。2 防御費用には、乙が依頼した弁護士等の報酬、裁判所に納付する訴訟費用、交通費等を含むものとする。3 乙は、防御費用の補償を受けようとするときは、補償を必要とする理由及び補償を受ける金額の根拠が明らかとなる資料を、甲に提出しなければならない。4 甲は、前項の資料の提出を受けたときは、遅滞なく、補償の可否を決定し、乙に通知しなければならない。書式2 補償契約書補償契約書

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