情プラ
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説7第1部 序 第2 インターネット上の違法・有害情報ホスティングプロバイダY社ドメイン登録WHOISます。これに対し、X社自身がウェブサーバを所有していない場合には、ウェブサーバを設置し、その容量を貸し出すサービスを提供している事業者(以下「ホスティングプロバイダ」といいます。)から、ウェブサーバの容量の一部を借り受けることになります。事例1では、X社がホスティングプロバイダであるY社から、Y社が所有・設置するウェブサーバの容量の一部を借り受けています。 次に、X社がウェブサーバの容量の一部をY社から借り受けて、情報の「保管場所」を確保したとしても、「インターネット上の住所」がなければ、インターネットに接続した人が、X社のウェブサイトにたどり着くことができません。我が国の住所は「東京都○○」などの表示が用いられていますが、インターネット上の住所は「www.○○○.co.jp」等の表示が用いられ、この表示は「ドメイン」と呼ばれています。X社が「ドメイン」を取得して登録すると、登録者であるX社に関する一定の情報が「WHOIS」のデータベースに登録されることになります。「WHOIS」とは、ドメイン名の登録者に関する情報などを、インターネットの利用者が参照できるようにするためのサービスです。インターネットの利用者は、「WHOIS」検索を行うことにより、ウェブサイトのドメインを登録したX社に関する情報(名称、連絡先等)を参照することができます(⇒【図表1】)。【図表1】事例1のイメージ図容量貸しウェブサイトX社利用者検索回答検索回答

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