組織弁
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考えており、数千円でも、あるいはボーナス時にまとめてでも、自分に合ったペースで分割する「小さな一歩」が、未来の後輩たちを支える礎になるはずです。私自身、祖母が教育の機会に恵まれなかった世代であったことを聞き、学べる環境のありがたさを強く意識しました。祖母の努力で父を含む3人の子を大学へ送り出せた家族の歴史は、学恩返し貯金の原動力となっています。こうした背景は人それぞれですが、学びの機会が偶然の賜物であると振り返るだけでも、行動への動機づけになるかもしれません。過去に自分が受けた「教育」への感謝に気づき、「学恩返し貯金」などを実践するための金貨についてお話をしてきました。個人的な考えばかりで恐縮ですが、もし他者・社会へ貢献したいと考えているあなたのお役に立てばうれしいです。学べることは当たり前ではない金貨の小括◯◯万円の寄付……。やりたいけど、買いたいものもあるしまた今度にしよう。大きな額の寄付は今は難しいかもしれない。今は、月額に分割して積み立てることにしよう。具体的には、1か月◯円を積み立てて、[60・120・180]か月後に、恩を頂いた大学や大学院に対して寄付を検討してみよう。282  AfterBefore

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