組織弁
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おわりに      2025年8月渡部友一郎最後まで本書をお読みくださり、誠にありがとうございました。2012年、私が初めて組織内弁護士として企業に飛び込んだ頃、この1冊が手元にあれば、同僚との協働も、事業部門へのサービス提供も、きっともう少し円滑にできたのではという思いがよぎることがあります。しかし、そう考えられるのは15年間の試行錯誤があったからこそです。遠回りに見える経験が、私にとってのかけがえのない金貨になりました。皆さまには、まだ挑戦の余白が広がっています。これから組織内弁護士を目指す方、あるいは既に社内で奮闘している方も、今日から積み上げる学びが数年後の大きな飛躍を支えてくれるはずです。本書であなたと一緒に旅して見つけた39枚の金貨が、その歩みを照らす小さな道標となればうれしく思います。本書を手に取ってくださったことに、心より御礼申し上げます。そして、もし困難に直面することがあっても覚えていてください。「きっと、誰かが見ています」。たとえ面識がなくとも、このページの向こうから、私もあなたを応援しています。最後に、本書は「チームワーク」の労作であり、大舞キリコ先生・星井博文先生並びに日本加除出版の盛田大祐氏/佐藤慎一郎氏/井出美緒氏(担当)/濱中聡子氏及び関係者の皆さま(順不同)に対し、深く御礼申し上げます。また、「環境との調和と自己実現のための知恵がぎっしり詰まっている。必ず新しい世界がひらけるだろう。」という珠玉の推薦文をお寄せくださった中村直人弁護士に対しても、心より感謝申し上げます。おわりに283

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