組織弁
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⑥「第6章 は、会社に属しながら「ABZプランニング」をはじめとした柔軟な発想によって、自分の専門性を組織外にも展開する副業―執筆や講演、スタートアップ顧問、さらには社外役員などへ挑戦する金貨を獲得できます。第1章から第5章で整えた金貨を土台に、リスクをコントロールしながら多面的なキャリアを切り拓くヒントを得られます。ここでの学びは、「個人としての強み」と「会社に貢献する意義」を同時に掘り下げる契機となるでしょう。⑦「第7章 への貢献」という視座で、さらに大きな成長を遂げるための金貨を獲得できます。これまでの章で蓄えた経験はあなた個人の糧となるだけでなく、組織内弁護士としての専門性や実践力を社会へと還元する出発点でもあるのです。こうして第7章まで読み進めると、失敗や成功の積み重ねに裏打ちされた「金貨」があなたの中で一貫したストーリーとなり、最終的には自分の人生設計、そして他者や社会への貢献に一歩踏み出す原動力となるでしょう。本書は、主として次世代の日本の弁護士―これから組織内弁護士を目指す方、または、現在その立場で働いている方―に最も有用なものとなることを目指しています。加えて、年齢にかかわらず、組織内弁護士として初めて活動を始める方、法律事務所から法務部門へ出向する方、パートタイムで会社に常駐する方、さらには法学部生・大学院生(ロースクール生)・司法修習生にも参考になるはずです。一方、既にベテランの領域にいらっしゃる先生方に、本書が新たな示唆をお届けできるかというと正直なところ十分でないかもしれません。組織内弁護士が「弁護士」と「会社員(組織人)」の2つの属性に悩む局面組織内弁護士が組織外への活動を広げる7枚の金貨(副業研究)」を読むことにより、あなた個人を超え、他者・社会に貢献するための金貨」を読むことにより、あなたは、「他者・社会本書の想定する読者像viiはじめに     2 本書の利用方法

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