出退
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vはしがき本書は,出入国管理及び難民認定法(入管法)に関係する裁判例の要旨を取りまとめたものである。この分野の書籍としては,本書の監修をしていただいた多賀谷一照先生が編著をされた「実務裁判例 出入国管理及び難民認定法」(「実務裁判例」)がある。本書は,入管法に関係する裁判例中,専ら法解釈に関して判示した部分の要旨をとりまとめ,出入国,在留,退去強制,難民等の入管法の体系に沿って整理し,掲載した。「実務裁判例」と重複して取り上げた裁判例やその要旨も多いが,事実認定や事実の評価に関して判示した部分は取り上げなかった。これらについては今後も引き続き「実務裁判例」を参考にしていただければ幸いである。「法律による行政の原理」という行政法上の原則のとおり,行政実務の基盤となるのが法律やこれに基づく政省令等であるのはいうまでもない。そして,法令の解釈運用に当たっては,行政解釈(法律制定の際の国会における政府当局側の説明,白書・行政機関のウェブサイト等における解説など)とあわせ,裁判所の判決等が非常に重要な役割を果たしているところである。行政機関の実務担当者も,出入国審査,在留審査,退去強制手続,難民認定手続等の実務に当たっては,法令の規定の文言だけではなく,これに関して裁判所により示された解釈を参考にしているところである。また,外国人をはじめとする関係者の側も,「行政機関は,裁判所により示された解釈に沿って判断を行うであろう」と信頼し,各種の手続においてこのような期待感をもとに行動をとることも十分に考えられるところである。そして,行政機関の側としても,そのような外国人等の期待感を軽視することができないことを認めざるを得ない。このような問題意識を踏まえ,本書は,公刊判例集,裁判所ウェブサイトはしがき

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