信託法からみた民事信託の実務と信託契約書例

本体 ¥ 3,600
¥ 3,960 税込

著者:伊庭潔/編著
判型:A5判
ページ数:408頁
発刊年月:2017年3月刊
ISBN/ISSN:9784817843821
商品番号:40669
略号:信託書

商品情報



汎用性の高い信託契約書例を多数収録!
具体的な事案に合わせてアレンジできる
【中央大学法学部 新井誠 教授 推薦!!】

民事信託を業務の一つにしたいと考えている実務家必携!
●信託契約書式を寄せ集めただけではなく、信託法に基づいて体系的に書式を配列。
●従来あまり活用されることのなかった民事信託の契約書作成事例を具体的に叙述。
●実務家自らが信託関係人に選任されることを前提とした信託契約書式を一書にまとめた、実務家が信託業務を実践する上で必携の一冊。

【本書の使い方】
1. 民事信託のイメージを掴む
 第1章の「民事信託の基礎」を最後まで読んでください。信託法やその他の条文を引用していますが、まずは、条文に当たらず、最後まで一気に本文だけを読んで民事信託のイメージを掴んでください。

2. 実務上の注意点・留意点の確認
 第2章の「民事信託の実務」を読み、実務家としてどのような業務を行えばよいか、民事信託の分野を業務とする場合には、どのようなことに留意し、注意しなければならないかを確認してください。

3. 信託契約書の作成方法の確認と作成
 まず、第3章「信託契約書の基本事例解説」を読んで、信託法の基本的な条文、信託法の体系、信託契約書の条項例を確認してください。
 その後、第4章「信託契約書の作成事例」に収録されている各事例から類似の事案を探し、その信託契約書を参考に信託契約書の作成に取り掛かってみてください。

目次

第1章 民事信託の基礎
・はじめに
・信託の基本的な仕組み
・信託の法的構造
・信託制度の概要
・信託特有の考え方や特徴
・信託でなければできないこと(信託の独自的機能)
・信託法の概要

第2章 民事信託の実務
・弁護士の役割
・民事信託を利用する際の注意点

第3章 信託契約書の基本事例解説
【基本事例】高齢者の財産保護
・事例
・検討
・基本的事項及びスキーム図
・信託条項の検討

第4章 信託契約書の作成事例
・親亡き後の問題
・後妻と実子との間の利益の調整―後継ぎ遺贈型の受益者連続信託の活用1
・子供がいない夫婦の相続―後継ぎ遺贈型の受益者連続信託の活用2
・財産管理に不安のある元配偶者への離婚給付
・子どもための財産の保全―自己信託の活用1
・親族の生活の安定を目的とする信託―自己信託の活用2
・受託者に一般社団法人を活用するケース
・死後事務委任のための信託
・ペットのための信託
・信託を利用した不動産の活用と相続税対策
・委託者の債務を受託者が借り換えるケース
・事業承継―後継者の育成
・事業承継―遺留分への配慮
・事業承継―自社株生前贈与の活用
・撤回不能遺言と同じ効果を実現する信託
・遺言による信託

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