Q&A 道路・通路に関する法律と実務

登記・接道・通行権・都市計画
本体 ¥ 5,300
¥ 5,830 税込

著者:末光祐一/著
判型:A5判
ページ数:584頁
発刊年月:2015年6月刊
ISBN/ISSN:9784817842336
商品番号:40588
略号:道通

商品情報



ポイントを網羅した全205問!
関係する全ての実務家にとっての必携書
判例・先例も多数収録

【日本司法書士会連合会 齋木賢二会長 推薦】
近年、不動産登記申請代理を行う際には、従前にも増して多くの関連法規が存在し、その知識が必要とされる。そして、相続や不動産取引において不動産登記申請を行う際、道路に関しても実務家は注意を払う必要がある。
 具体的には、都市計画区域内等において、建築物の敷地は接道義務を満たしていなければならないし、家の前面道路を対面の家の所有者と共有している場合、道路部分を売買の対象とするのを忘れてしまうと、その持分を第三者に主張できないだけでなく、当該道路の利用について紛争が生じる可能性がある。
 また、近年、全国的に登記未履行道路が相当数存在する。平成16年には登記未履行道路に関し、市町村の所有権、自主占有による取得時効の主張も認められなかった八潮登記未履行事件が顕在化した。このように、登記の未履行が多大な損失を生むということを実務家、そして地方自治体は認識すべきである。
 日本司法書士会連合会では現在、継続的に、不動産登記制度の利用促進のために、関連法規に関し会員の理解促進を図っている。当該関連法規に関する知識の欠如により顧客の取引に支障を与え、不動産取引全体の混乱を招くことはあってはならないことである。
 本書は、道路、通路など不動産登記関連法規に精通し、土地家屋調査士資格も有する著者が、実践的にその対応策を具体的に述べており、司法書士が不動産取引に携わるうえで、必携の書である。司法書士が関連する様々な法規制に精通することにより、「くらしの法律家」として不動産取引の安定、不動産、道路、通路に関する紛争解決に寄与できるよう願い、本書を推薦する。

目次

第1編 道路

第1章 道路の概説と定義
 Q1 道路と通路の違いは何か。
 Column 1 道路・通路・公道・私道の法令の数

第2章 道路の種類
 Q2 道路にはどのような種類があるか。
 Q3 公道にはどのような道路があるか。
 Q4 私道にはどのような道路があるか。
 Q5 公私中間道にはどのような道路があるか。

第3章 公道の成立及び管理
 第1 道路法による道路
  Q6 道路法による道路にはどのような道路があるか。
  Column 2 「道路法」の歴史
  Q7 道路法による道路はどのように成立するか。
  Q8 道路法による道路はどのように管理されるか。
  Q9 供用開始にはどのような効果があるか。
  Q10 供用開始された道路法による道路の敷地は国・都道府県・市町村の名義に登記をしなくても国等が所有者であると認められるか。
  Column 3 登記未履行道路(道路内民有地)の問題
  Q11 道路法による道路に関する事項を調査するにはどのようにすればよいか。
  Q12 道路法による道路が廃止されることはあるか。
 第2 広義の都市計画に基づく道路
  Q13 広義の都市計画に基づく道路とはどのような道路か。
  Q14 都市計画道路とはどのような道路か。
  Q15 都市計画はどのように明らかにされるか。
  Q16 都市計画事業はどのように施行されるか。
  Q17 都市計画道路はどのように管理されるか。
  Q18 土地区画整理法に基づく道路とはどのような道路か。
  Q19 旧住宅地造成事業に関する法律に基づく道路とはどのような道路か。
  Q20 都市再開発法に基づく道路とはどのような道路か。
  Q21 新都市基盤整備法に基づく道路とはどのような道路か。
  Q22 大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法に基づく道路とはどのような道路か。
  Q23 密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律に基づく道路とはどのような道路か。
  Q24 広義の都市計画に基づく道路には他にどのような道路があるか。
 第3 一般自動車道
  Q25 一般自動車道とはどのような道路か。
 第4 開発道路
  Q26 開発道路とはどのような道路か。
  Q27 開発道路の管理及び帰属はどうなるか。
  Q28 開発道路に関する諸事項はどのように調査するか。
 第5 市町村有通路
  Q29 市町村有通路とはどのような道路か。
 第6 認定外道路
  Q30 認定外道路とは,どのような道路か。
  Q31 認定外道路はどこが管理しているか。
  Q32 里道とはどのような道路か。
  Q33 二線引畦畔とはどのような道路か。
  Q34 脱落地たる道路とはどのような道路か。

第4章 公道の通行
 第1 公道の通行概説
  Q35 公道は誰でも自由に通行することができるか。
  Q36 公道における通行を確保するための措置にはどのようなものがあるか。
  Q37 道路を占用することができるか。
  Q38 道路法に違反する行為で刑事罰の対象となるものはあるか。
 第2 公道の自由通行
  Q39 公道を通行することについてなんらかの通行権が認められるか。
  Q40 開発道路について自由に通行することができるか。
  Q41 認定外道路の自由通行についても自由に通行することができるか。
  Q42 廃止された元道路敷地については通行が認められなくなるか。
 第3 公道の自動車通行
  Q43 公道を自動車で通行することはできるか。
  Q44 自動車でしか通行することができない道路はあるか。
  Q45 自動車では通行することができない道路はあるか。
  Q46 歩道とはどのような道か。
 第4 公道と通行料
  Q47 公道を通行する際に通行料が発生する場合があるか。

第5章 公道と私権の関係
 第1 公道における私権の制限
  Q48 公道の敷地の所有者は誰か。
  Q49 公道の敷地が民有地であるときは所有者がフェンスを設置することができるか。
  Q50 公道に囲繞地通行権が発生することは私権の設定に当たるのか。
 第2 公道の対抗要件
  Q51 公道の敷地に属する私人名義の土地を買い受けて所有権移転登記を経た者は道路管理者に対抗することができるか。
 第3 公道と取得時効
  Q52 公道敷地は時効取得の対象となるか。
 第4 私人名義の公道
  Q53 登記名義が私人となっている公道については一般公衆の通行は制限されるか。
  Column 4 道と旧民法

第6章 建築基準と道路
 第1 建築基準の概説と道路の関係
  Q54 建築基準は道路の成否,通行等に影響を及ぼすか。
 第2 接道義務
  Q55 接道義務とはどのような義務か。
  Column 5 道と空き家問題
  Q56 接道義務が免除又は強化されることはあるか。
 第3 建築基準法上の道路
  Q57 建築基準法上の道路にはどのような種類のものがあるか。
  Q58 公道であればすべて建築基準法上の道路の種類に該当するか。
 第4 計画道路
  Q59 完成前の公道は接道義務を満たす道路とすることはできるか。
 第5 既存道路
  Q60 道路法等の法律に根拠のない道はいかなるものであっても接道義務を満たす道路とすることはできるか。
 第6 指定道路
  Q61 民間により築造された(る)道については建築基準法上の道路とはなり得ないか。
 第7 みなし道路
  Q62 幅員が4メートル未満の道にのみ接している敷地には建築物を建築することはできないか。
  Q63 みなし道路の要件となる「現に建築物が立ち並んでいる」道とはどのような状況の道をいうか。
  Q64 みなし道路はどのように指定されるか。
  Q65 みなし道路は2項道路以外にもあるか。
  Q66 みなし道路が指定された場合の道路の境界線はどのようになるか。
  Q67 みなし道路の側面の一方が,崖地に接して沿う場合の道路と川の対面地の建築物の敷地との境界線は道路中心線から2メートル後退した線か。
 第8 接道義務の特例
  Q68 建築基準法上の道路に接していない敷地に建築物を建築することができる特例はないか。
 第9 道路の幅員
  Q69 建築基準法において道路の幅員はどこからどこまでの距離をいうか。
 第10 予定道路
  Q70 予定道路とはどのような道路か。
 第11 建築協定
  Q71 地域の住宅環境を改善するため建築基準法を上回る基準を土地の所有者が定めることはできないか。
 第12 建築基準法上の道路の公示
  Q72 建築基準法上の道路についてはどのように公示されているか。

第7章 私道の通行と管理
 第1 建築基準法による規制
  Q73 建築基準法上の道路の敷地が私人であるときは,当該私人は道路を自由に使用することができるか。
 第2 建築基準法上の道路と私権の関係
  Q74 建築基準法上の道路の敷地においても私権は制限されるか。
 第3 指定道路の通行と管理
  Q75 指定道路は一般公衆も通行することができるか。
  Q76 指定道路を第三者が自動車で通行することができるか。
  Q77 指定道路は誰がどのように管理するか。
  Q78 指定道路を自由に廃止することはできるか。
 第4 指定道路以外の建築基準法上の道路の通行と管理
  Q79 みなし道路等は一般公衆が通行することができるか。
 第5 公開空地としての私道の通行と管理
  Q80 公開空地とはどのようなものか。
 第6 その他の私道の通行と管理
  Q81 道路法や建築基準法等の適用がない道で一般公衆が通行することができるものはあるか。
  Q82 一般公衆が通行することができる私道は地目が公衆用道路となっているか。
  Column 6 「道路」とは?「宅地」とは?
  Q83 私道では道路交通法は適用されないか。
  Q84 大学構内の道を一般公衆が通行することはできるか。
  Q85 法令等の適用を受けない私道の通行と管理はどのようになるか。
  Q86 路地状敷地とは何か。

第8章 公私中間道
 Q87 農道や林道等はどのような性質の道路か。

第2編 通行権

第1章 法定通行権
 第1 囲繞地通行権(袋地通行権)
  Q88 他人の土地であってもその同意なく通行することができる場合があるか。
  Q89 囲繞地通行権が発生する要件としての「公道」とは,道路法による道路などの公道を指すか。
  Q90 公道に至る狭い通路がある土地は,袋地であるとはいえないか。
  Q91 公道に至る既存の通路があるときでも袋地であると認められるのはどのような場合か。
  Q92 公道に接してはいるが公道に至るためには崖を通らなければならない土地も袋地といえるか。
  Q93 袋地でない土地が後発的に袋地となることがあるか。
  Q94 囲繞地通行権を時効取得することができるか。
  Q95 囲繞地通行権の権利者となり得るのは袋地の所有者だけか。
  Q96 囲繞地通行権を主張する袋地所有者の所有権は登記されていなければならないか。
  Q97 囲繞地通行権を主張する相手方は囲繞地の所有者でなければならないか。
  Q98 囲繞地通行権は囲繞地のどの場所に成立するか。
  Q99 袋地から公道に至る既存の通路があるときは法定通路の位置も既存通路の位置と重なることになるか。
  Q100 囲繞地通行権に基づいて通路を開設することができるか。
  Q101 法定通路の幅員はどこまで認められるか。
  Q102 法定通路の幅員の判定には建築基準法が考慮されるか。
  Q103 法定通路の幅員の判定には自動車による通行が考慮されるか。
  Q104 法定通路の幅員の判定には農業用機械の搬入が考慮されるか。
  Q105 公有地において囲繞地通行権は発生しないか。
  Q106 囲繞地通行権は対抗要件を備える必要があるか。
  Q107 囲繞地通行権が消滅することはあるか。
  Q108 囲繞地通行権を放棄することはできるか。
  Q109 法定通路を通行するには通行料を支払わなければならないか。
  Q110 法定通路を通行料を支払うことなく通行することができる場合はないか。
  Q111 土地を分筆したことにより公道に直接接しない土地が生じたときは囲繞地通行権が発生するか。
  Q112 分譲地が同時に分譲された場合にも無償囲繞地通行権が発生するか。
  Q113 土地の一部が賃借された場合にも無償囲繞地通行権が発生するか。
  Q114 無償囲繞地通行権が発生した囲繞地が特定承継された場合は当該特定承継人に対しても無償囲繞地通行権を主張することができるか。
  Q115 共有物分割により無償囲繞地通行権が発生している場合に,元の共有地以外の他の土地に通行料を支払って囲繞地通行権を主張することができるか。
 第2 隣地立入権
  Q116 囲繞地通行権に基づかずに隣地に立ち入ることができる場合はあるか。
  Q117 隣地立入権を請求しても隣地所有者が承諾しないときは隣地に立ち入ることはできないか。
 第3 本権に含まれる通行権
  Q118 共有の通路の通行を他人に妨害されたときは,共有者は一人で妨害排除請求を行うことができるか。
 第4 密接した本権に含まれる通行権
  Q119 公道に石が置かれるなどして公道に接する土地への出入りが困難になった土地の所有者は,妨害者に対して排除請求を行うことができるか。
 第5 占有権に基づく通行権
  Q120 権限はないが通路を占有して通行している者は通行妨害に対して排除請求を行うことができないか。

第2章 契約通行権
 第1 物権的契約通行権 ─通行地役権─
  Q121 通行目的の地役権について徒歩に限定する契約も可能か。
  Q122 地上権者は地上権が設定されている土地に出入りするため他の土地に通行地役権を設定することができるか。
  Q123 既に通行地役権が設定されている通路に重ねて別人(要役地)のための通行地役権を設定することができるか。
  Q124 要役地の所有権が移転したときは,当該地役権は誰が行使することになるか。
  Q125 通行地役権が設定されている通路について通路所有者自身は通行することができないか。
  Q126 通行地役権が設定されている通路に地役権者は表札を設置することができるか。
  Q127 単に「通行」を目的とする通行地役権が設定されている通路を自動車で通行することはできるか。
  Q128 単に「通行」を目的とする通行地役権が設定されている通路の幅員が明確でないときは建築基準を考慮した幅員が認められるか。
  Q129 未登記の通行地役権は通路の新所有権に対して通行地役権を行使することができないか。
  Q130 通行地役権に基づいて通行する際は通行料を支払う必要があるか。
  Q131 通行地役権の存続期間を定めることはできるか。
  Q132 要役地が売却されたときに通行地役権を要役地の新所有者に移転させないことはできるか。
  Q133 通路所有者が通路設置義務及び修繕費を負担すること定めたときは通行地役権者は買受人に対しても当該義務を履行するように主張することができるか。
  Q134 A・B共有の通路のA持分に抵当権が設定されている通路(抵当権に遅れる通行地役権が設定されている。)について当該抵当権が実行されたときは,通行地役権はA持分についてだけ消滅するか。
  Q135 地役権の登記には他の登記にない特徴があるか。
  Q136 承役地又は要役地の一部分に又は一部分のために地役権設定登記をすることはできないか。
  Q137 通行地役権設定登記申請の添付情報は何か。
  Q138 要役地が表題部しかない場合に承役地に地役権設定登記をすることができるか。
  Q139 農地に通行地役権設定登記をすることができるか。
  Q140 承役地又は要役地が共有の場合に持分のみに対して又は持分のみのために地役権設定登記をすることができるか。
  Q141 通行地役権設定登記の申請書(申請情報)の記載事項は何か。
  Q142 1筆の要役地について所有者を異にする数筆の承役地に対する地役権設定登記を一括申請することはできるか。
  Q143 承役地の一部に設定された地役権を承役地の全部に及ぼす登記は新たな地役権設定登記によるべきか。
  Q144 地役権抹消登記申請には地役権設定登記の際に地役権者に通知された登記識別情報を提供するか。
  Q145 地役権の登記のある承役地又は要役地を分筆することはできるか。
  Q146 地役権の登記のある承役地又は要役地を合筆することはできるか。
 第2 債権的契約通行権
  Q147 通行を目的として通路の賃貸借契約を締結することができるか。
  Q148 通路を通行目的で期限を定めずに無償で借り受けた場合には通路所有者は当該使用貸借契約を解除することができるか。
  Q149 賃貸貸借契約及び使用貸借契約以外(通行地役権設定契約を除く。)の契約によって通路を通行することができる場合があるか。

第3章 黙示的通行権
 Q150 はっきりとした契約や合意がなくても(時効取得の場合を除く。)通行権が認められる場合もあるか。
 Q151 他人の通路を長年通行していることで黙示的な通行権が認められるか。
 Q152 宅地と公道に至るためのその通路が別の土地であるとき宅地のみを購入した者は,当該通路に囲繞地通行権以外の通行権が認められることはあるか。
 Q153 複数の宅地にとって必要とされる公道に至るための通路が特定の宅地の所有者にのみ売却されたときは他の宅地の所有者は当該通路に囲繞地通行権以外の通行権が認められることはあるか。
 Q154 分譲地において分譲の仕方によっては黙示的通行権が認められることがあるか。
 Q155 Q150~154の他に黙示的通行権が認められる事情はあるか。
 Q156 黙示的に認められた通行地役権について対抗力を得るするにはどうするか。

第4章 時効による通行権
 Q157 通路を10年間(又は20年)通行している者は通行地役権を時効取得するか。
 Q158 通路所有者は通行地役権を時効取得した者に対して通行料を請求することができるか。
 Q159 時効取得された通行地役権について対抗力を得るにはどうするか。
 Q160 通行地役権以外の通行権を時効取得することができるか。

第5章 不成文通行権
 第1 人格権的通行権 ─通行の自由権─
  Q161 民法典に規定のない通行権があるか。
  Q162 人格権的通行権が認められるのはどのような場合か。
 第2 結論的に自由な通行(権)
  Q163 通行権の内容は明確ではないが通行が認められることはあるか。
 第3 慣習上の通行権(慣行通行権)
  Q164 慣習上の通行権が認められることはあるか。
 第4 生活権に基づく通行権(生活通行権)
  Q165 生活権に基づく通行権が認められることはあるか。
 第5 反射的利益による通行(権)
  Q166 反射的利益による通行(権)に基づいて通行妨害の排除を請求することができるか。
 第6 通行妨害の濫用・信義則違反の結果による通行(権)
  Q167 通路の所有者が無権限の通行者の通行を禁止する措置をとることが許されない場合もあるか。

第6章 政策的立入・通行権
 Q168 民法上の通行権や日常生活に不可欠な通行権等がなくても森林所有者が他人の土地に立ち入ることができる場合があるか。

第3編 日常生活と道路通行

第1章 通行の確保と禁止
 第1 通行妨害の排除
  Q169 指定道路を日常利用する住人が通路所有者以外の第三者に通行を妨害されたときにも当該第三者に対して妨害排除を請求することができるか。
  Q170 通路上の妨害の事実が自然現象である場合には排除費用は誰が負担すべきか。
  Q171 通行妨害をしている者が無過失である場合には通行権者は妨害者に対して排除請求をすることができないか。
 第2 通行の禁止
  Q172 自己の土地を他人に無断で通行されている者に対しては通行を止めさせるべく請求することができるか。
 第3 通行料の額
  Q173 通行料の額はどのように算定すべきか。
 第4 通行に関する不明確な承諾,合意,確認
  Q174 口約束で通行を認められた者も通行権を主張することができるか。
 第5 好意的な事実上の通行
  Q175 他人所有地をその好意で通行している者は当該土地の通行部分の閉鎖に対して何らかの請求をすることができるか。

第2章 私道の形態
 Q176 沿道宅地所有者の共有となっている私道について共有物分割を請求することができるか。
 Q177 沿道宅地所有者の共有の土地を互いの通路として利用する趣旨の合意には互いに通行地役権が発生する旨の合意は含まれないか。
 Q178 私道について沿道宅地所有者に何らかの通行権が認められる場合は登記までする必要はないか。
 Q179 私道を公道にすることはできるか。
 Column 7 道と地縁団体

第3章 駐車問題
 Q180 通路において自動車による通行地役権を有する者は当該通路の一部を駐車場とすることができるか。

第4章 借地借家と通行権
 Q181 通行についての合意がない借地借家契約では賃借人は賃貸人所有地を通行することができないか。
 Q182 他人所有の通路を通行目的で賃借する契約には借地借家法は適用されないか。

第5章 導管等(ライフライン)設置権
 Q183 他人の土地に通行権を有する者は上下水道管も設置することができるのか。

第6章 道と不動産取引
 第1 錯誤による無効
  Q184 公道に至るための道が利用できると思って土地の購入したものの道の利用が困難であった場合には土地の購入者は売買契約を無効とすることができるか。
 第2 瑕疵担保責任
  Q185 接道要件を満たすことを前提に宅地を購入したものの実際には要件を満たさなかったときは,売主は瑕疵担保責任を負うか。
 第3 債務不履行
  Q186 売主が公道へ通ずる私道を設置する約束をしながら約束を反故にしたときは,買主は売主の債務不履行を主張することができるか。
 第4 宅地建物取引業者の責任
  Q187 宅地の売買を仲介する宅地建物取引業者には私道に関する説明義務はあるか。

第7章 建築確認と民事上の効力
 Q188 建築確認を受けた建築物の敷地の一部としての路地状敷地(公道に至る通路部分)については建築主の所有であると確定することになるか。

第8章 道路通行に関する紛争 of 処理
 第1 行政による措置
  Q189 道路法による道路等や建築基準法上の道路において通行妨害行為があるときは行政に妨害排除を求めることができるか。
 第2 不服申立て等
  Q190 公道認定や廃止について道路管理者である自治体に不服を申し立てることができるか。
 第3 行政訴訟
  Q191 道路法による道路の供用開始処分に対して不利益を受ける住民は抗告訴訟を提起することができるか。
 第4 民事訴訟
  Q192 囲繞地通行権の確認訴訟においては,原告は当該通行権の存在を主張すれば足りるか。
  Q193 囲繞地通行権の確認訴訟において原告が主張した法定通路が原告にとって必要かつ囲繞地に最も損害が少ない場所ではないと認められたときは裁判官は別途に適切な法定通路を判決において定めることができるか。
  Q194 通行地役権の時効取得を主張する場合は自ら通路を開設したことも主張立証しなければならないか。
  Q195 通行権を有する者が通行妨害をされている場合に通行妨害排除請求訴訟の趣旨を「……妨害をする一切の行為をしてはならない。」とすることはできるか。
  Q196 共有の要役地のために承役地について地役権設定登記手続を請求する訴訟は要役地共有者全員にとって固有必要的共同訴訟には当たるか。
  Q197 囲繞地通行権者は囲繞地通行につき通行妨害排除請求以外に通行妨害禁止を求める訴訟を提起することもできるか。
  Q198 通行について反射的利益しか有しない者は通行妨害に対して損害賠償を請求することができないか。
  Q199 通行紛争に関する民事訴訟の管轄はどこの裁判所になるか。
  Q200 囲繞地通行権確認訴訟を簡易裁判所に提起することができるときはどのような場合か。
 第5 仮処分
  Q201 通行妨害の排除請求訴訟に先立って妨害物除去の仮処分を求めることができるか。
 第6 調停
  Q202 通行紛争に関する民事調停は相手方の住所地を管轄する簡易裁判所に申し立てなければならないか。
  Column 8 私道紛争とADR
 第7 強制執行
  Q203 通行妨害排除請求について直接強制の方法による強制執行を求めることができるか。
 第8 自力救済
  Q204 通行紛争を解決する手段として自力救済は認められるか。
 第9 刑事処分
  Q205 道路を不法に占拠する者を告発することはできるか。

付録

資料
 【1】開発行為事前協議願書
 【2】開発行為許可申請書
 【3】囲繞地通行権確認,通行妨害排除請求 訴状例
 【4】通行地役権確認,通行妨害排除請求,登記請求 訴状例
 【5】道路位置指定(変更・廃止)事前協議申請書
 【6】道路位置指定申請書
 【7】道路位置指定申請図(例)
 【8】道路占用(許可申請協議)書
 【9】地役権設定契約書
 【10】登記申請書
 【11】登記原因証明情報
 【12】地役権図面(例)
 【13】指定道路の技術基準(例)
 【14】道路位置指定の手続(例)

索引
 先例索引
 判例索引
 条文索引
 事項索引

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