3訂 終活にまつわる法律相談

遺言・相続・相続税
本体 ¥ 3,600
¥ 3,960 税込

著者:安達敏男・吉川樹士・吉川康代/著
判型:A5判
ページ数:408頁
発刊年月:2019年10月刊
ISBN/ISSN:978-4-8178-4590-0
商品コード:40569
略号:終活

商品情報



現代特有の問題、最新事例を収録した、近時の相談対応に不可欠な一冊!
改正相続法に対応!大満足のボリューム!

【改訂のポイント】
● 配偶者居住権及び配偶者短期居住権の創設、自筆証書遺言の方式緩和、自筆証書遺言書の法務局保管制度の創設、預貯金の仮払制度等の創設、遺留分減殺請求制度に代わる遺留分侵害額請求制度の創設、不動産の相続登記における対抗要件主義の採用、相続人以外の者による特別寄与料の請求制度の創設など、相続法の大改正を具体的な事例で解説。
● 個人事業者の事業承継税制(個人版事業承継税制)の創設、非上場株式等に係る相続税・贈与税の納税猶予・免税制度の特例制度(法人版事業承継税制)の創設、小規模宅地等の評価減特例の見直しなど、平成31年度の税制改正等に対応。
● 相続開始以後の死後の手続きの流れ、成年後見制度、法定相続情報証明制度等も新たに収録。

【本書のポイント】
● 昨今相談が急増している、「高齢者の終活にまつわる法的問題」「円滑な相続につなげるための遺言書作成」「現代型の遺産分割問題」「相続税及び贈与税の税制改正に係る問題点」等を中心として取り上げたQ&A解説書。
● 実務現場で悩みがちな問題、最新事例を用いた問題など従来のパターンにあてはまらない問題を中心とした71問を収録。
● 尊厳死宣言書、死後事務記載例、贈与契約等の各種記載例も多数収録。

□配偶者保護のための方策とは?
□相続人以外の者のための特別の寄与とは?
□2020年から始まる配偶者居住権とは?
□死後の事務委任の可否とその方法は?
□家族のための福祉型信託とは?
□結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置とは?
→押さえておきたいポイントがわかる!

目次

第1 終活

1 リバースモーゲージ(逆抵当融資,住宅担保年金)
Q:私たち夫婦は,60歳代で自宅(敷地・建物)を保有していますが,定期収入が少なく,老後に不安を感じています。そのような場合,自宅を担保に入れて,定期的に生活資金の融資が得られ,私たちが死亡するまで,自宅に居住することができる制度があると聞きました。これは,どのような制度でしょうか。

2 尊厳死宣言について
Q:現代医学では回復見込みのない末期状態の病気になった場合に,担当医に対して,人工呼吸や胃ろうなどの生命維持治療を中止し,人間としての尊厳を保って死を迎えさせてもらいたいことを依頼するには,どうしたらよいでしょうか。
2-extraQ 親族への臓器提供

3 自然葬(散骨葬)について
Q:私は,妻に先立たれ,一人暮らしをしていますが,結婚して遠距離に家庭を持つ娘が一人います。この娘に墓の管理などで迷惑を掛けたくないので,いわゆる自然葬(散骨葬)にしたいと思いますが,どうしたらよいですか。
3-extraQ 被相続人の密葬や散骨等の依頼
focus 1 埋葬方法の多様化

4 死後の事務委任の可否とその方法
Q:相続人が全くいないか,相続人がいても遠距離に居住しているため,自分の死後の事務を依頼できない場合,自分の葬儀,埋葬,法要等の事務を他人に依頼するにはどのような方法があるでしょうか。
4-extraQ 成年被後見人の死亡後の成年後見人の葬祭等の権限


5 死後におけるペットの飼育依頼
Q:私には相続人等の親族がいないので,自分の死後,ペットの愛犬の面倒を親しい友人に託したいのですが,どのような方法がありますか。

6 自己の財産目録の作成方法
Q:自分の死後を考えて,家族のために自らの財産(複数の預金,不動産,証券等)の詳細が分かるよう記録を残しておきたいのですが,記録方法としてどのようなものがありますか。
6-extraQ 終活とエンディングノート
focus 2 家系図(相続関係図)の作成

7 任意後見制度について
Q:私は,今は判断能力に問題ないものの,独身で身体が不自由なため老人ホームに入所したいと考えています。そこで,将来,認知症などを患い判断能力が不十分になることに備えて,私の財産の管理を兄弟か,法律専門家に任せたいと思いますが,法的にどのような方法がありますか。

8 法定後見制度について
Q:相続人の中に認知症にり患している人がいるため,遺産分割協議ができません。どうしたらよいですか。

9 遺族が相続開始以後に行うべき主な公的手続の流れ
Q:先日,父が亡くなりました。私たち遺族が,これから行わなければならない公的な手続について教えてください。
focus 3 死亡から火葬・埋葬までの手続

10 死後の葬祭における事務管理
Q:私の長年の友人が,相続人がいないまま死亡しました。私が葬祭を行おうと思いますが,葬祭費用は私が負担しなければならないのでしょうか。なお,この友人は,生活保護受給者であり,生前葬祭する費用に充てる金品も持っていませんでした。
横須賀市のエンディングプラン・サポート事業
10-extraQ 祭祀の共同承継

11 祭祀財産の承継と氏の変更
Q(1):祭祀財産の承継者は,どのように決められますか。
(2):父が死亡しましたが,私は結婚し,夫の氏を称しています。しかし,私を含めて亡父の氏を継ぐ人がいません。そこで,私の氏を父の氏に変更して,祭祀を承継したいと思いますが,このような理由での氏の変更は可能でしょうか。
11-extraQ 非親族者の入墓の可否

12 遺言信託──家族のための福祉型信託
Q:私の死後における高齢で病弱な妻の生活が心配です。私はアパートを所有していますが,私の死後,アパートの賃料から定期的に妻に収入(生活費)が入るようにしたいと思います。私の相続人には妻のほか,長男と次男がいますが,当該アパートの管理・運用は長男に頼みたいと思います。遺言による場合,どのような方法があるでしょうか。

第2 遺言
13 遺言が特に必要とされる場合となるべく避けるべき遺言の内容
Q(1):遺言が特に必要とされるのはどのような場合ですか。
(2):遺言でなるべく避けるべき内容はどのようなものですか。
focus 4 遺言の方式の種類

14 認知症と遺言能力
Q:父(82歳)と同居してその世話をしている長男の私に,父は全財産を相続させたいと言っていますが,多少認知症の疑いがあります。この場合,父に遺言書を書いてもらっても,この遺言書は有効でしょうか。
◆改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS─R)

15 自筆証書遺言の書き方
Q:私は,自分で遺言書(自筆証書遺言)を作成しようと思いますが,その際,どのような点に注意したらよいでしょうか。
15-extraQ いわゆる「花押」は民法968条1項の押印に当たるか
focus 5 自筆証書遺言の検認手続について
focus 6 自筆証書遺言の保管制度の創設

16 遺言の撤回方法
Q:自分で自筆証書遺言を作成したものの,後日,その遺言を取り消そうと思い,赤いボールペンで遺言書の文面全体に斜線を引きました(下図参照。なお,作成当初は赤ボールペンの斜線はなかった。)。これにより,この遺言書は破棄したことになりますか。

17 「相続させる」旨の遺言と遺贈の違い
Q(1):遺言により,特定の法定相続人(妻や子どもなど)に特定の財産を取得させようとする場合に,「相続させる」と書くのと,「遺贈する」と書くのには,どのような違いがありますか。
(2):農地の相続について,「相続させる」旨の遺言と遺贈とで違いがありますか。
17-extraQ 「相続させる」旨の遺言の優位性
focus 7 遺言の基本的形態

18 相続による権利の承継1(債権を除く権利の承継)
Q:亡父の遺産は,自宅(建物とその敷地)及び金の延べ棒10本です。母は既に死亡しており,相続人は,私(長男)と弟(二男)の2人ですが,父は生前,「全遺産を長男に相続させる」旨の遺言をしていました。ところが,私が相続を原因とする自宅の所有権移転登記をする前に,弟は,上記自宅について法定相続分による共有登記をした上で,この法定相続分(2分の1)をD(第三者)に売却し,また,上記金の延べ棒のうち弟が管理していた5本もDに売却しました。この場合,Dに自宅の持分2分の1及び金の延べ棒5本を取得されてしまいますか。
18-extraQ 相続の放棄と登記

19 相続による権利の承継2(債権の承継)
Q:亡父の相続人は,私(長男)と弟(二男)の2人で,父は生前,「T(債務者)に対する500万円の貸付債権を長男に相続させる」旨の遺言をしていました。ところが,私がTから返済を受ける前に,弟は,前記貸付債権のうち,自己の法定相続分(2分の1)に相当する250万円を第三者Dに譲渡しました。この場合,Dは前記250万円の債権を取得できますか。
focus 8 遺言執行者の権限の明確化等

20 遺言執行者がある場合における相続人の行為の効力等
Q:亡父の相続人は,私(長男)だけですが,父は,生前,「父所有の甲不動産につき,Dに遺贈する。遺言執行者をDとする。」旨の遺言をしていました。ところが,私は,遺言執行者Dに無断で甲不動産を第三者Sのために抵当権を設定し,その登記をしました。この場合,Sが上記遺言の存在を知らなかったときは,当該抵当権設定登記は有効ですか。

21 遺贈の担保責任等(遺贈者の引渡義務等)
Q:亡父は,遺産の一部である銀製の置物(古物)を父の友人Aに遺贈する旨の遺言をしていましたが,亡父の死亡(相続開始)当時,その置物に大きな傷が付いていました。この場合,父の相続人は私(子)1人だけですが,私はAにこの置物を渡すに当たり,修補義務があるでしょうか。

22 「相続させる」旨の遺言と異なる遺産分割協議
Q:父の死後,私に特定の不動産を相続させる旨の公正証書遺言が見つかりました。しかし,私はこの不動産を欲しくないので,他の相続人である兄と妹との間で,当該遺言とは異なる内容の遺産分割協議を成立させようと思いますが可能でしょうか。また,この場合,何か注意すべき点がありますか。

23 遺言における受遺者・相続人の死亡,死因贈与における受贈者の死亡
Q(1):遺贈された受遺者が,遺言者の死亡以前に死亡した場合,当該遺贈の効力はどうなりますか。
(2):遺言者が「甲不動産は,子Aに相続させる。」旨の遺言をした後,子Aが遺言者の死亡以前に死亡した場合,子Aの代襲相続人Bが甲不動産を代襲相続できますか。
(3):贈与者Xが死亡したらX所有の甲不動産をAに贈与するという死因贈与契約において,AがXの死亡以前に死亡した場合,Aの相続人Bが,Xが死亡した際に甲不動産を取得できますか。

第3 相続人
24 相続人の範囲と順位
Q(1):私たち夫婦には子どもがいませんが,夫が死亡した場合,相続人は私(妻)だけでしょうか。
(2):私には30年以上連れ添っている内縁の妻がいますが,私が死亡した場合,内縁の妻は私の相続人になりますか。

25 代襲相続
Q:私の亡父の姉(伯母)が死亡しました。伯母には子どもがおらず,伯母の両親も死亡(伯母の祖父母も死亡)しています。伯母には,父のほか,もう1人存命中の弟(父の弟)がいます。この場合,甥である私は,伯母の相続人になるでしょうか。
25-extraQ いわゆる「死後離婚」(姻族関係終了届)及び復氏届について

26 相続人の法定相続分
Q:私には,嫡出でない子(息子)がおりますが,私が死んだ場合,彼の相続分はどうなりますか。
26-extraQ1 遺産分割後に被相続人である女性に嫡出でない子がいたことが判明した場合と遺産分割請求
26-extraQ2 相続の開始後認知によって相続人となった者の遺産分割請求

27 相続欠格
Q(1):長男が故意に父を殺害した後,母が病死しました。長男は母の相続人となれますか。
(2):また,長男には,弟(両親の二男)のほか,妻Aと子Bがいますが,彼らとの相続関係はどのようになりますか。

28 相続人の廃除
Q:私の夫は,夫の亡父の残した遺言に従って,遺言執行者によって相続人の廃除の審判申立てをされ,その審判手続中に死亡しました。私たち夫婦には子どもはいません。この場合,私は夫の名誉のため,当該審判手続を引き継ぐことができるでしょうか。

29 相続財産法人と相続財産管理人の選任
Q:私は,被相続人の債権者です。被相続人には,自宅(土地・建物)等の資産がありますが,相続人が存在するかどうか不明です。この場合,債権を回収するには,どのような方法がありますか。

30 特別縁故者に対する相続財産の分与
Q:私は,身寄りのない友人が入院した際,長年にわたり付添いで看病や身の回りの世話を務めましたが,その死後,葬儀や死後法要を執り行っていた場合,この友人の相続財産を分与してもらうことができますか。

第4 相続財産
31 相続財産の範囲
Q(1):相続人は,被相続人のどのような権利義務を相続しますか。
(2):相続財産には,どのようなものがありますか。
31-extraQ 遺産の調査方法

32 生命保険金・死亡退職金・遺族給付の相続性
Q:生命保険金・死亡退職金・遺族給付は,相続の対象になりますか。

33 借地権,借家権,使用借権の相続性
Q(1):内縁の妻や事実上の養子は,借家権を相続することができますか。
(2):弟が兄から兄所有の土地を無償で借りて建物を建て居住している場合に,弟が死亡したとき,弟の妻はこの使用借権を相続できますか。

34 配偶者居住権について
Q:私は,自宅(夫所有の建物)に夫と居住していましたが,先日,夫が死亡しました。相続人は,私(妻)と,長男の2人だけですが,夫は生前,「自宅に妻を居住させることを条件に,長男に自宅を相続させる。」旨の遺言をしていました。この場合,私は,今後この自宅に何年間住むことができますか。また,長男に賃料を支払う必要はありますか。

35 配偶者短期居住権について
Q:私は,自宅(夫所有の建物)に夫と居住していましたが, 先日,夫が死亡しました。相続人は,私(妻)と,長男の2人ですが,まだ遺産分割協議が成立していません。
(1)夫が遺言書を作成していない場合,私(妻)はいつまで自宅に住むことができますか。また,仮に遺産分割協議で長男が取得することになった場合,長男に対し,相続開始後(夫死亡後)から私が退去するまでの間の毎月の賃料相当額(10万円)を支払う必要がありますか。
(2)夫が生前,遺言書を作成していて,「自宅(土地及び建物)を長男に相続させる」旨の遺言があった場合,私はいつまで自宅に住むことができますか。

36 相続による債務の承継
Q:亡父の相続人は,私(長男)と弟(二男)の2人(法定相続分が各2分の1)だけです。父には,生前,債権者Tに対して1,000万円の金銭債務があり,「当該1,000万円の債務につき,その相続分の割合を長男2(つまり200万円),二男8(つまり800万円)と指定する」旨の遺言をしていました。しかし,Tは,当該遺言の存在を知らなかったため,父(債務者)の死後,私からその法定相続分の一部である300万円の支払を受けましたが,Tは,その後遺言の存在を知り,指定相続分による債務の承継を承認しました。この場合,私は,Tに対して100万円の不当利得返還請求ができますか。

第5 遺産分割
37 遺産分割協議書の書き方
Q:私の父は,遺言を作らずに死亡しました。相続人である母と私の弟の間で遺産相続の話がまとまりそうなのですが,遺産分割協議書はどのように作成したらよいのでしょうか。
37-extraQ 海外移住者の遺産分割協議書の作成

38 遺産分割協議,遺産分割調停・審判の流れ
Q:夫が死亡したので,夫の銀行預金を解約するため戸籍謄本を取り寄せたところ,初めて夫に亡前妻との間に子どもが2人いることが分かりました。夫には,遺産として,銀行預金と現在居住している土地・建物(以下「本件自宅」という。)がありますが,遺言書を書いてもらっていませんでした。私には夫との間に一緒に暮らす1人息子の長男がおり,本件自宅については,長男に相続させたいと思っていますが,どうしたらよいですか。

39 一部分割(遺産の一部の分割)
Q:亡父の遺産として,銀行預金が1,000万円あるほか,経済的価値が低く換金性の乏しい不動産があります。母も既に死亡しているので,相続人は,私(長男)と弟(二男)及び妹(長女)の3人です。この場合,銀行預金の1,000万円の遺産分割だけ先行してできるでしょうか。

40 遺産の分割前に遺産に属する財産を処分した場合の遺産の範囲
Q:亡父の相続人は,兄(長男)と私(二男)の2人(法定相続分は各2分の1)だけです。遺産分割時には遺産はありませんが,父の死亡後(相続開始後),兄は唯一の遺産である銀行預金1,000万円を私に無断で払い戻しました(当該払戻しに応じた銀行には,債権の準占有者に対する弁済が成立するものとする。)。なお,父は生前,兄に甲土地(1,000万円分)を贈与していました。私は,自分の相続分確保のためどのような法的手段をとることができますか。
focus 9 相続開始前後における共同相続人による被相続人の預貯金の無断払戻しの取扱い等

41 預貯金債権の仮払い制度等の創設・要件明確化 200
Q:死亡した父の遺産は,A銀行に普通預金(相続開始時の預金残高)が900万円,定期預金が1,800万円(満期は到来済み),B銀行に普通預金が1,170万円があります。相続人は,長男の私,弟(二男)及び妹(長女)の3人です。父の葬儀費用として必要な200万円を工面する資力が私にはなく,また,3人の兄弟は仲が悪く,弟と妹から上記預金を払い戻すことについての合意を得ることができません。この場合,長男である私は,どのような法的な手段をとることができますか。

42 不動産の相続上の問題点
Q(1):私(長男)は,父(母は3年前に死亡)と父所有の土地・建物(以下「本件自宅」という。時価合計6,000万円)に同居していましたが,先日,父が死亡し,弟,妹との3人で本件自宅を相続することになりました。父の遺産としては,1、本件自宅と2、預金600万円があるだけですが,本件自宅には私が妻子と共に住み続けたいと考えています。この場合,遺産分割の方法としてどのような点に注意すべきですか。なお,父は遺言書を作成していませんでした。
(2):上記の事例で,父が,1、本件自宅,預金のほか,2、賃貸住宅とその敷地(時価合計4,500万円),3、駐車場(時価4,500万円)を所有していた場合,遺産分割の方法としてどのような点に注意すべきですか。

43 現金,株式,国債,投資信託受益権の遺産分割の対象性
Q:共同相続された現金,株式,国債,投資信託受益権は,相続開始と同時に相続分に応じて当然分割されて,相続人が個別に請求できるのでしょうか。それとも,遺産分割によって各相続人に分配されるのでしょうか。

44 遺留分制度の見直し
Q:新民法で新たに創設された,遺留分侵害額の請求制度について教えてください。

45 遺留分,遺留分侵害額の算定方法及び遺留分侵害額請求権
Q:亡母の相続人は,姉(長女)と私(二女)の2人(法定相続分は各2分の1)だけです。母は,母の友人Aに対し甲土地(500万円分)を遺贈し,また,姉に対して乙土地(3,500万円分)を生前贈与しました。その他に遺産はなく,私が,A及び姉に対して遺留分権の行使をした場合,どのようになりますか。

46 遺留分に関する民法の特例
Q:私は中小企業(小売業で資本金500万円,従業員20名の株式会社)の経営者で,3人の子ども(長男,二男,長女)がいますが,長男に事業承継をするため,私の保有する自社株を長男に贈与しようと思います。しかし,私の死後,二男と長女が長男に対して遺留分侵害額の請求権を行使し,その結果,多額の侵害額が出て,その支払のため,長男が当該株式の売却を余儀なくされる事態に陥るのではないかと心配です。私が生きている間に,二男や長女を説得してこのような事態を防止したいのですが,どのような方法があるでしょうか。

47 特別受益者の相続分 244
Q(1):私は,亡父より生前に自宅の新築資金の贈与を受けています。私の相続分は,他の相続人である母や兄の相続分に比べて,どのように算定されますか。
(2):上記につき,私(長女)への新築資金の贈与に対して,亡父の遺言書に「相続財産として算入せず,また長女の相続分から控除しないこと」とある場合は,どうなるでしょうか。

48 配偶者保護のための方策(持戻し免除の意思表示の推定規定)と特別受益制度
Q:夫は,妻である私(婚姻期間が20年以上の夫婦)に対し,夫の生前に,私たち夫婦が住んでいた夫所有の自宅(建物と敷地)を贈与していましたが,先日,夫が死亡しました。夫の遺産としては預金が5,000万円あるだけです。私たちには子が2人います。なお,私に贈与された自宅は,贈与時の時価が2,000万円でしたが,相続開始時の時価は3,000万円でした。この場合,私と子2人の相続分はどうなりますか。

49 特別の寄与(相続人以外の者の特別寄与料請求制度を含む)
Q(1):私(長男)の妻が,脳梗塞で倒れた義父(長男の父)を,その生前,10年間にわたり,無償で,入院先の病院で付添いをしたり,自宅で入浴や食事の世話のほか日常の細々とした介護を行っていた場合,私は,妻の介護分につき,父の相続財産の維持に貢献したものとして,寄与分の主張ができますか。また,この場合,私の妻は,相続人である私(夫)や二男(義弟)に金銭支払の請求ができますか。なお,父の相続人は私と弟(二男)のみであり,また,父の遺言はありません。
(2):上記(1)の例において,私が父よりも先に死亡した場合,私の妻は,相続人である私の弟に金銭支払の請求ができますか。

50 金融機関に対する取引経過の開示請求等
Q(1):生前,認知症にり患していた父の遺産分割協議の場で,父の生活の世話をしていた姉から父の預金残高を100万円と知らされましたが,生前の父の退職金額,年金の額と生活状況等から考えると,余りにも少額です。この場合,相続人である私が単独で,銀行に父の預金の取引経過(取引明細)表の取寄せを請求できるでしょうか。なお,父の遺言はありませんでした。
(2):上記取引経過表の取寄せができた場合において,取引経過を見ると,姉が多額な預金を勝手に引き出して不正に領得していたと思われる場合,どのような方法をとることができますか。

51 相続の放棄・承認
Q(1):私の父は約1年半前に死亡したのですが,死亡当時, 積極財産がない反面,負債の請求を受けたこともなかったので負債もないものと思い,相続放棄の手続をとらないでいたところ,突然2週間前に銀行からカードローン約300万円の請求通知が来ました。今から相続放棄の手続をとることができますか。
(2):私の父が死亡した際,父には多額の負債があったので,私は父の相続を放棄しました。その後,今度は私の祖父が死亡しましたが,私は祖父の相続について代襲相続することができますか。

52 相続放棄の申述とその受理の審判,その意思表示の無効等について
Q(1):相続放棄の申述をした後,家庭裁判所ではどのような手続を経てその申述の受理がなされるのでしょうか。
(2):いったんした相続放棄は撤回できますか。

53 相続の放棄と相続分の放棄の違い
Q:父が死亡しましたが,私は,生前父から自宅の新築資金の贈与を受けていたので,父の遺産(不動産を含む。)を相続する意思がなく,他の相続人である母Aと弟C,Dの3人に遺産を全部相続させようと思っています。父には相続債務はありません。この場合,兄(B)である私はどのような手続をとることができますか。
53-extraQ 相続の放棄と葬儀費用の支出

54 遺留分の放棄
Q:私は,父から自宅の建築資金の贈与を受けていますので,私とともに父の相続人となる兄のために,父の生前に遺留分を放棄することができますか。

55 法定相続情報証明制度について(相続登記手続等の簡略化)
Q:相続登記手続等を簡略化できる,法定相続情報証明制度について教えてください。
56 相続登記の申請方法

Q:亡夫の相続人には,私(妻)と子ども2人(長男・二男)がいますが,亡夫は,生前遺言書を作成していませんでした。私たち相続人の3人は,遺産分割協議において,亡夫所有名義の土地1筆と建物1棟(土地・建物の固定資産税評価額は各500万円)を私が取得すると決めましたが,この場合における土地・建物の所有権移転登記の申請方法はどのようになりますか。なお,遺産分割協議前に法定相続分による共同相続登記をしていません。
56-extraQ 最終の相続人名義への直接の相続登記

第6 相続税
57 相続税の一般的な計算方法の仕組み
Q 相続税の一般的な計算方法の仕組みは,どのようなものですか。
◆各相続人等の納付すべき税額が赤字の場合

focus 10 平成25年度税制改正による相続税法等の大改正点
58 法人版事業承継税制の概要 317
Q:私の亡父は中小企業(株式会社)の社長をしていましたが,私が亡父が所有していた会社の株式(非上場株式)を相続し,会社の新社長となって会社を経営していく場合,相続税について優遇措置がありますか。
focus 11 特定の一般社団法人等に対する相続税の課税(平成30年度税制改正)

59 個人事業者の事業承継税制の概要
Q:私の亡父は定食屋を営んでいましたが,私がこの定食屋(その土地・建物)を亡父から相続し,これを経営していく場合,相続税について優遇措置がありますか。

60 宅地・建物の評価方法
Q:相続財産である宅地や建物の評価方法は,どのようなものですか。

61 小規模宅地等の評価減特例
Q:長男の私は,父と一緒に,いわゆる二世帯住宅(敷地は父所有)に居住していましたが,父が病死しました。私が敷地を相続する場合,税法上の優遇措置を受けられますか。なお,この二世帯住宅は,父が1人で1階に居住し,私と私の妻が2階に居住していましたが,住宅内部では行き来ができない構造になっていました。

62 配偶者の税額軽減の特例と2次相続との関係 339
Q(1):配偶者には,相続税について優遇措置がありますか。
(2):被相続人である父Aには遺産が1億円あり,相続人は母Bと子Cだけです。
 この場合,以下の【1】と【2】のいずれのケースが,父Aと母Bの死亡を通じて全体の相続税の負担が少ないでしょうか。
【1】 母Bと子Cが配偶者税額軽減の特例を最大限に利用して,父Aの遺産1億円全部を母Bが相続し,子Cは何ら相続せず,その後,母Bが死亡した際に,子Cが母Bの遺産1億円を相続した場合
【2】上記【1】と異なり,父Aの遺産を,母Bと子Cが法定相続分に従って,5,000万円ずつ相続し,その後,母Bが死亡した際に,子Cが母Bの遺産5,000万円を相続した場合

63 婚姻期間20年以上の配偶者への居住用不動産の贈与の特例
Q:私は,婚姻期間20年以上となる夫と夫所有の建物(敷地も夫所有)に一緒に住んでいますが,私が夫からこの敷地・建物の贈与を受ける場合,何か税法上の優遇措置がありますか。
63-extraQ 墓地・墓石と相続税等

64 相続時精算課税制度と住宅取得等資金の贈与の非課税制度
Q 子どもが親から現金や住宅などの生前贈与を受ける場合に,利用できる贈与税の優遇措置として,どのような制度がありますか。
65 空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例
Q:私は,兄とともに,父から相続した古い家と敷地を田舎に所有しています。長年空き家の状態になっていますが,これらを売却した場合,優遇措置が受けられる制度があると聞きました。どのような制度なのでしょうか。

66 教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置
Q:私は,小学生の孫に対し,中学校,高校,大学における教育資金を一括して贈与しておきたいと思いますが,何か税法上の優遇措置がありますか。

67 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置
Q:私は,成人した子や孫へ将来の結婚及び子育てのための資金を一括して贈与しておきたいと思いますが,何か税法上の優遇措置がありますか。

68 名義預金について
Q:夫が死亡しましたが,専業主婦の妻,無職の子や孫の名義の各預金通帳(いずれも預金額1,000万円以上)が見つかりました。このような場合,これらの預金は,どのような判断基準の下で,被相続人(亡夫)の預金か,それとも妻,子,孫の預金となるのでしょうか。
68-extraQ 死亡後の銀行預金の解約手続

69 主な相続税対策
Q:相続税対策の効果として,どのようなものがありますか。

70 相続税の申告,連帯納付 371
Q(1):相続税の申告はいつまでにすればよいのですか。
(2):私は,兄と共に父の遺産を相続しましたが,兄が相続税を納付しない場合,私が兄の相続税を納付する必要がありますか。

71 延納と物納について
Q:相続税を申告期限までに一括納付できない場合には,延納と物納の制度を使うことができるということですが,これらはどのような制度でしょうか。
71-extraQ 保証債務,連帯債務の相続税法上の取扱い

事項索引
著者略歴

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