信託フォーラム 2020年4月号特集1 所有者不明土地と信託/特集2 信託への弁護士の関わり方/特集3 信託と強制執行をめぐる諸問題vol.13

本体 ¥ 1,800
¥ 1,980 税込

著者:
判型:B5判
ページ数:152頁
発刊年月:2020年4月刊
ISBN/ISSN:9784817846389
商品番号:31010
略号:信フ

商品情報

法律家・金融関係者のための実務情報誌

『信託フォーラム』
年2回(4月・10月) 発行

編集代表 新井 誠 
特別編集顧問 高橋 温・千種秀夫・落合誠一
編集委員 伊庭 潔・大貫正男・佐藤純通・平川純子

【本誌のコンセプト】
◆ 信託銀行など、金融関係者による実務の最新動向記事
◆ 各省庁などの行政機関、及び信託研究者による制度運用と法理論の解説
◆ 法律専門士業による、実践と新しいアプローチ手法の紹介

◇ 注目の最新テーマにおける信託活用の可能性と実務動向を追う、特集記事を掲載。
◇ 今注目を浴びている家族信託についての事例紹介や、わかりにくいと言われる投資信託や税金についての連載、最新の信託商品の紹介や旬の人に話をきくインタビュー等の情報も充実。

● 日本の信託をリードする学者・実務家による最先端の「論説」、最新の判例を紹介・解説する「判例紹介」で、信託実務の“今” がわかる。
● 信託実務に役立つ連載も充実!
 新連載◎今知りたい!ビジネス信託契約書・条項例(金森健一・JILA信託研究会)
 ◎白鳥准教授の投資信託研究入門(青山直子) 投資信託を物語でやさしく「面白く」学ぶ。
 ◎家族信託への招待(遠藤英嗣・元東京法務局所属公証人) 家族信託の第一人者による事例相談。
 ◎信託と税金(菅野真美・税理士) 信託と税金の関係を基礎から学ぶ。
 ◎信託判例と実務対応(JILA 信託研究会) 判例を題材に、信託実務対応の論点を探る。
 ◎信託最新事情(三井住友信託銀行) 信託銀行の最新トピックや制度概要を紹介。
 ◎金融パーソンのためのファイナンス信託入門(大垣尚司・立命館大学) 信託で何ができるか、どう使うのか、わかりやすく解説。
● 商事信託・民事信託の最先端の情報を紹介するコーナー!
 ◎民事信託の最新動向 民事信託の最も旬な話題を届ける。
 ◎商事信託の最新動向 各社の最も旬な信託商品の紹介や動向を探る。
 ◎信託のひろば 信託の「人」や新しい試み等、広く情報や話題を届ける。
 ◎信託事例紹介 信託の実践例をわかりやすく紹介。 
 ◎ガバナンスの潮流 コーポレート・ガバナンスの「今」を通して、その課題と展望を分析する。
 ◎BOOK REVIEW 最新の信託書籍の紹介と批評。
 ◎信託研究と実務の動向 読者に好評の信託関係文献一覧。
 ◎信託のうごき 信託業界・法改正・シンポジウム等の動向記録。

目次

●信託制度に対する期待
小出邦夫(法務省民事局長)

●対談:信託博物館からみた日本の信託の現状と展望
永田俊一(三菱UFJ信託銀行、信託博物館館長)・友松義信(三菱UFJ信託銀行、信託博物館事務局長)×中央大学(新井 誠)

●特集1:所有者不明土地と信託
所有者不明土地問題をめぐる法制度の現状と課題(問題提起)
松尾 弘(慶應義塾大学大学院法務研究科教授)

・民事信託を活用した所有者不明土地問題の解決に関する一試論
─民法・不動産登記法の改正議論動向及び金融機関等の役割も踏まえて
神庭豊久・荒井達也(弁護士)

・所有者不明農地とその利活用に向けた取り組み
─農業経営基盤強化促進法等の改正概要
飯塚康太(前・農林水産省経営局農地政策課経営専門官)

●特集2:信託への弁護士の関わり方~アメリカの信託実務から見えるもの~
・ハワイ州における弁護士の信託実務の実情調査報告
有村佳人(弁護士)

・ボストンにおける弁護士の信託実務の実情調査報告
木原恵子(弁護士)

・日本の弁護士にとっての信託実務のポテンシャル(可能性・潜在力)
~アメリカの実情を踏まえて
西片和代(弁護士)

●特集3:信託と強制執行をめぐる諸問題
・信託に関わる強制執行
福井修(富山大学経済学部教授)

・受益権への質権設定をめぐる法的問題
佐藤 勤(南山大学法学部教授)

・信託口口座に対する差押え─実務上の課題を踏まえて─
林 邦彦(弁護士・ニューヨーク州弁護士・大阪学院大学准教授)

●連載
・白鳥准教授の投資信託研究入門 第13回
青山直子(一般社団法人投資信託協会)

・家族信託への招待 第13回相談室 
「信託契約で『公序良俗』に抵触する事例はどのようなものがあるか」の相談に答える
遠藤英嗣(弁護士)

・信託と税金 no.13 ~信託終了時における登録免許税の税率は~
菅野真美(税理士)

・民事信託と登記 第4回 受益者の変更に係る信託の変更の登記(序論)
渋谷陽一郎

■信託のひろば シンポジウム「民事信託の実務的課題と弁護士業務」開催報告
野俣智裕(弁護士)

■論説
・負担付死因贈与又は信託スキームを用いた親子二世代の同居、面倒見等の促進の可能性について
山口 明(弁護士)

・ESG投資と運用機関の受託者責任
石嵜政信(三菱UFJ信託銀行 法人マーケット統括部 資産金融事業室 商品開発グループ)

■ガバナンスの潮流 有事対応において独立社外役員に期待される役割
─ステークホルダーの信頼回復と企業価値の再生のために─
五味祐子(国広総合法律事務所 パートナー弁護士)

■信託事例紹介 街路事業における民事信託
坂野弘樹(司法書士)

■民事信託の最新動向 法律事務所の仕組みづくり
~人生100年時代を迎えた民事信託・後見の継続支援
小此木清(弁護士法人龍馬 代表弁護士)

■信託研究と実務の動向 (自2019年9月─至2020年1月)
橋谷聡一(大阪経済大学)

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