令和版 実践遺言作成ガイド

元裁判官と公証人からの最新アドバイス 家族構成・目的別に探す失敗しない66の文例
本体 ¥ 2,400
¥ 2,640 税込

著者:片岡武・花沢剛男/著
判型:A5判
ページ数:252頁
発刊年月:2023年9月刊
ISBN/ISSN:9784817848628
商品番号:40931
略号:令遺言

商品情報

家事事件で悩む現代的論点を網羅した
33のケース別解説と66の文例を掲載。

● フローチャート形式で、具体的な遺言作成のための準備事項や仕組みを紹介(序章)。
● 家族形態やライフスタイルなど、依頼者の多様なニーズに合わせた財産承継方法と留意点を解説。

遺言内容検討のためのフローチャートを掲載。
具体的遺言文例と失敗しないためのポイントを掲載。

目次

序章 フローチャートでわかる遺言作成のポイント

 基礎編─ 遺言を作成するに当たっての留意点
 1 遺言することの目的
   フローチャート1 遺言相続と法定相続の関係
 2 遺言を作成するに当たって検討すべきこと
   フローチャート2 遺言者の相続人の確認
   フローチャート3 遺言作成に当たっての10のステップ
 3 基本的な遺言の文例
 4 遺言作成方法の選択と執行までの流れ
   フローチャート4 遺言作成から遺言執行までの流れ

第1章 家族構成ごとに遺言を考える
 第1 夫婦間での遺言を検討する─ 配偶者への配慮
 case1 配偶者に全財産を相続させる遺言
 case2 お互いに全財産を相続させる夫婦間の交差型(たすき掛け)
 case3 配偶者居住権の遺贈(配偶者が自宅に住み続ける権利を確保するための遺言)
 case4 熟年離婚と遺言─配偶者に対し特定財産承継遺言を作成後に離婚した場合
 case5 外国人パートナーの遺言・相続
 
 第2 パ一トナー関係の遺言を検討する
 case6 事実婚関係にある場合の遺言
 case7 同性パートナー間(LGBTQ等)の遺言
 
 第3 おひとりさまの遺言を検討する
 総論おひとりさまと終活
 case8 Ⅰ型おひとりさまの遺言─推定相続人なしの場合
 case9 Ⅱ型おひとりさまの遺言─配偶者・子はいないが,きょうだいがいる場合
 case10 Ⅲ型おひとりさまの遺言─関係の疎遠な配偶者や子どもがいる場合

第2章 子らへの相続分を考える
 第4 新しい家族関係の元での遺言の検討
 case11 孫養子と相続分
 case12 ステップファミリーやきょうだい間の多様な関係
 
 第5 相続人の変動をもたらす遺言の検討
 case13 推定相続人の廃除
 case14 遺言認知
 
 第6 相続分の変動をもたらす遺言の検討
 case15 介護などの恩に報いる遺言
 case16 生前贈与を特別の取り分として与える遺言

第3章 財産の承継内容や方法を考える
 第7 祭祀の在り方と家じまいを検討する
 case17 祭祀承継
 case18 葬儀,お墓,埋葬供養
 case19 墓じまい
 case20 家じまい・空き家
 
 第8 ペット・財産の帰属先を検討する
 case21 ペットの世話の依頼
 case22 遺贈(寄付)
 case23 清算型遺言
 
 第9 家族への継続給付を検討する
 case24 障がいがある子に対する遺言
 case25 財産承継の方法と遺言
 
 第10 事業承継を検討する
 case26 事業承継の方法と遺言
 
 第11 遺言の執行
 case27 遺言執行者による実現

第4章 遺言と併用する生前契約等を考える
 第12 生前契約を検討する
 case28 死後事務委任契約
 case29 法定後見と任意後見─財産管理等のための契約
 case30 信託契約(財産承継契約)
 
 第13 人生の最終段階における意思決定
 case31 終末期医療と尊厳死宣言公正証書

附章 遺言の書換えとデジタル化
 case32 遺言の書換え
 case33 デジタル機器に保存された遺言(デジタル遺言)

あとがき
事項索引
著者略歴

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