講座 実務家事事件手続法(上)

本体 ¥ 8,000
¥ 8,800 税込

著者:金子修・山本和彦・松原正明/編著
判型:A5判上製
ページ数:708頁
発刊年月:2017年12月刊
ISBN/ISSN:9784817844453
商品番号:40700
略号:講家上

商品情報




新時代の黎明期に編まれる
関係者必読の本格的2巻組講座

手続法及び家族法の研究者や裁判官、弁護士、家庭裁判所調査官が執筆。
法律・実務の到達点を確認・分析しながら、
実践的な視点や運用上・立法論上の課題まで網羅。

●理論面や運用面の検討のほか、今後の課題や立法論にも及ぶテーマを設定。
●手続法、家族実体法の境界にこだわることなく論究。「遺産分割(主として実体法的側面)」など家族実体法に比重をおいたテーマも収録。
●手続法的な側面については、個別の条文の解釈を超えた、家事事件手続の底流をなす基本的理念にさかのぼり解説。
●「当事者の役割と裁判所の役割」「家事事件手続法下の調停と審判の関係」「子の引渡しをめぐる家事事件」等、多角的な検討が有意義と考えられるテーマについては、研究者と実務家、裁判官と弁護士といった異なる視点からの解説を収録。

【編著者】
金子修 ―――― 法務省大臣官房審議官
山本和彦 ――― 一橋大学大学院法学研究科教授
松原正明 ――― 早稲田大学大学院法務研究科教授

【執筆者(五十音順)】※肩書は平成29年11月現在、括弧内は執筆当時
相原佳子 ――― 弁護士
青木哲 ―――― 神戸大学大学院法学研究科教授
赤沼康弘 ――― 弁護士
石垣智子 ――― 東京法務局訟務部副部長(裁判所職員総合研修所教官)
一場修子 ――― 千葉地方家庭裁判所松戸支部判事(東京家庭裁判所判事)
今津綾子 ――― 東北大学大学院法学研究科准教授
内海博俊 ――― 立教大学法学部准教授
打越さく良 ―― 弁護士
姥迫浩司 ――― 鳥取地方家庭裁判所判事(大阪家庭裁判所判事補)
大谷美紀子 ―― 弁護士
大橋眞弓 ――― 明治大学法科大学院教授
岡田幸宏 ――― 同志社大学法学部教授
垣内秀介 ――― 東京大学大学院法学政治学研究科教授
笠井正俊 ――― 京都大学大学院法学研究科教授
加藤祐司 ――― 弁護士
金子隆男 ――― 那覇家庭裁判所調査官
釜元修 ―――― 大阪高等裁判所判事(神戸家庭裁判所判事)
窪田充見 ――― 神戸大学大学院法学研究科教授
久保野恵美子 ― 東北大学大学院法学研究科教授
小池覚子 ――― 岡山家庭裁判所判事(大阪家庭裁判所判事)
小西洋 ―――― 広島地方家庭裁判所部総括判事(東京家庭裁判所判事)
小林謙介 ――― 釧路地方裁判所部総括判事兼釧路家庭裁判所判事(東京家庭裁判所判事)
近藤ルミ子 ―― 弁護士
坂田宏 ―――― 東北大学大学院法学研究科教授
佐々木公 ――― 福岡高等裁判所那覇支部判事(東京家庭裁判所判事)
杉山悦子 ――― 一橋大学大学院法学研究科教授
鈴木雅久 ――― 東京地方裁判所判事(京都家庭裁判所判事補)
長島寧子 ――― 水戸家庭地方裁判所下妻支部判事(大阪家庭裁判所判事)
西希代子 ――― 慶應義塾大学大学院法務研究科准教授
西森みゆき ―― 大阪家庭地方裁判所堺支部判事(名古屋家庭裁判所判事)
菱田雄郷 ――― 東京大学大学院法学政治学研究科教授
古川善敬 ――― 最高裁判所人事局付兼総務局付(仙台家庭裁判所判事補)
本間靖規 ――― 早稲田大学法学学術院教授
増田勝久 ――― 弁護士
町村泰貴 ――― 北海道大学大学院法学研究科教授
松川正毅 ――― 大阪学院大学法学部教授
松田亨 ―――― 大阪高等裁判所部総括判事
三浦康子 ――― 福岡地方裁判所小倉支部判事(大阪家庭裁判所判事)
右田晃一 ――― 裁判所職員総合研修所教官(東京家庭裁判所判事)
水野有子 ――― 東京地方裁判所部総括判事(東京家庭裁判所部総括判事)
三村義幸 ――― 横浜地方裁判所判事(仙台家庭裁判所判事)
八槇朋博 ――― 長野地方家庭裁判所諏訪支部判事(大阪家庭裁判所判事補)
山田文 ―――― 京都大学大学院法学研究科教授
脇村真治 ――― 法務省民事局付
渡邉充昭 ――― 札幌地方裁判所判事(名古屋家庭裁判所判事補)
渡部美由紀 ―― 名古屋大学大学院法学研究科教授

目次

【上巻目次】
第1章 訴訟と非訟(山本和彦)
第2章 家事事件手続法の意義と課題(金子修)
第3章 家事事件手続法の意義と課題 (本間靖規)
第4章 渉外家事事件と家事事件手続法(水野有子)
第5章 渉外家事事件と家事事件手続法(大谷美紀子)
第6章 管轄と移送(脇村真治)
第7章 家事審判における手続保障(垣内秀介)
第8章 当事者の役割と裁判所の役割(近藤ルミ子)
第9章 当事者の役割と裁判所の役割(杉山悦子)
第10 章 手続行為能力(西希代子)
第11 章 法定代理と手続代理(坂田宏)
第12 章 子の手続代理人(増田勝久)
第13 章 電話会議システム・テレビ会議システムの活用(姥迫浩司)
第14 章 申立てをめぐる諸問題(古川善敬)
第15 章 家事審判事件の審判物(大橋眞弓)
第16 章 参加と受継(菱田雄郷)
第17 章 家事事件手続法における資料収集(松原正明)
第18 章 家庭裁判所調査官の役割(金子隆男)
第19 章 記録の閲覧謄写(西森みゆき)
第20 章 子に対する手続保障(窪田充見)
第21 章 別表第1事件と手続保障(笠井正俊)
第22 章 別表第2事件と手続保障(内海博俊)
第23 章 審判の効力(渡部美由紀)
第24 章 審判前の保全処分(渡邉充昭)
第25 章 審判前の保全処分─本案家事審判係属の要件を中心に(青木哲)
第26 章 審判の取消し・変更の制度と再審(岡田幸宏)
第27 章 家事審判事件の抗告審における審理(松田亨)

【下巻目次】
第28 章 後見(成年後見,未成年後見,保佐,補助,任意後見)に関する審判事件(一場修子)
第29 章 成年後見制度の手続と運用(赤沼康弘)
第30 章 財産の管理に関する審判事件(小西洋)
第31 章 面会交流事件に関する諸問題(三村義幸)
第32 章 面会交流事件に関する諸問題(打越さく良)
第33 章 子の引渡しをめぐる家事事件(石垣智子)
第34 章 子の引渡しをめぐる家事事件(相原佳子)
第35 章 児童の虐待をめぐる諸問題(三浦康子)
第36 章 児童の虐待をめぐる諸問題(久保野恵美子)
第37 章 推定相続人の廃除(釜元修)
第38 章 推定相続人の廃除(町村泰貴)
第39 章 遺産分割(主として手続法的な側面)(八槇朋博)
第40 章 遺産分割(主として手続法的な側面)(加藤祐司)
第41 章 遺産分割(主として実体法的な側面)(小林謙介)
第42 章 遺産分割(主として実体法的な側面)(松川正毅)
第43 章 家事調停事件の処理について(右田晃一)
第44 章 家事事件手続法下の調停と審判の関係(鈴木雅久)
第45 章 家事事件手続法下の調停と審判の関係(山田文)
第46 章 合意に相当する審判(松原正明)
第47 章 合意に相当する審判(今津綾子)
第48 章 調停に代わる審判(小池覚子/長島寧子)
第49 章 履行の確保(佐々木公)

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