法律事務所のためのChatGPT利活用ガイドブック

仕組みから解き明かすリーガル・プロンプト
本体 ¥ 2,500
¥ 2,750 税込

著者:寺島英輔/編著 小谷野雅晴/著
判型:A5判
ページ数:232頁
発刊年月:2023年11月刊
ISBN/ISSN:9784817849281
商品番号:40969
略号:法G

商品情報

法律家による、法律家のための、指示文入力術(プロンプティング)を徹底解説!
様々な活用可能性について、実際のデモンストレーションを多数収録

<著者紹介>
◎寺島 英輔(てらしま・えいすけ)
東京大学経済学部経済学科卒業、同経営学科卒業。インテックス法律特許事務所所属。知的財産権に関する訴訟、コンピュータ訴訟、製造物責任訴訟、医療過誤訴訟など、特に専門的知見を要する訴訟の代理業務に多数従事している。AI・機械学習分野における法務も取り扱う。企業法務以外にも、労働事件、消費者事件、倒産事件、家事事件(主に相続案件)、その他一般民事事件、刑事事件において、豊富な経験・実績を有する。交渉・訴訟対応全般を得意とする。統計検定(1級・統計数理、準1級)取得。

◎小谷野 雅晴(こやの・まさはる)
中央大学法学部法律学科卒業。司法試験予備試験合格。東京大学法科大学院中退。神楽坂総合法律事務所所属。衆議員塩崎彰久政策スタッフ。自由民主党「AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」ワーキンググループメンバー(2023年)。「令和5年度デジタル取引環境整備事業」(AIガバナンスのルールに関する調査研究及び検討会運営)有識者検討委員会委員(2023年)。中小企業法務、労働事件、倒産事件、家事事件、その他一般民事事件、刑事事件を主に取り扱う。

<本書のポイント>
● 弁護士業務、及び法律事務所の業務の中でChatGPTが活用できる可能性を、具体例を用いて解説。
→「まずは無償版よりはじめよ」をモットーに、実際の無償版ChatGPTを用いた、プロンプト(質問)及び回答のデモンストレーションを収録!
● 著作権に係る問題、個人情報・機密情報漏えいの危険性、虚偽情報生成の可能性など、生成AIを活用することによる法的問題やリスクについても、詳細に解説。
● 「法律事務所版・生成AI 利用ガイドラインひな型」を収録。

目次

第1章 生成AIの原理と特性
 1 ChatGPTとは何か?
 2 いわゆる「生成AI」・「大規模言語モデル」に共通する特徴
 3 生成AIの技術的原理
 4 生成AIの「驚異」と有効な活用法
 5 生成AIの「脅威」と問題点
 コラム ChatGPTの出力結果を訴訟においてそのまま法廷に提出することの危険性

第2章 生成AIを利活用する際に生じる法的問題点その他の諸問題
 1 はじめに
 2 生成AIの利活用と著作権侵害のリスク
 3 生成AIの利活用と個人情報・会社の機密情報漏えいの危険
 4 生成AIの利用により取引先・顧客に虚偽の情報を提供する危険
 5 今後の日本における法改正の方向性について
 コラム 生成AIと著作権についてのディベート

第3章 法律事務所において生成AIを利活用する際に留意すべき諸事項
 1 はじめに
 2 弁護士が負う守秘義務と生成AIの利用時における個人情報・機密情報等の取扱い
 3 弁護士業務と著作権法その他の法令・規則との関係について
 4 AI契約審査サービス・チャットによる法律相談サービスについて
 5 生成AI開発元やサービス提供元の利用規約・プライバシーポリシーを確認すべきこと
 6 生成AI利用ガイドライン策定の重要性

第4章 法律事務所において生成AIを利活用する際の一般的な技法
 1 生成AIの特性と限界を理解して安全かつ有効に利活用しよう
 2 プロンプト・エンジニアリング(prompt engineering)
 3 発展的なプロンプト~思考の連鎖(Chain-of-Thought:CoT)
  具体例1:貸金返還請求の可否・内容
  具体例2:不作為による殺人罪の成否
  具体例3:SEO対策の契約と解除
  具体例4:殺人罪と因果関係
  具体例5:継続的供給契約解除の要件
 4 思考の木(Tree-of-Thought:ToT)
 5 複雑かつ高度な法的推論の過程について~なぜ現水準の大規模言語モデルでは的確な法的推論が難しいのか?
 6 現時点での生成AIの技術水準と法律実務への適用可能領域
 7 将来の展望~民事裁判のIT化に関する民事訴訟法改正を見越して
 コラム GPT-4が米国統一司法試験(UBE)に大差で合格!

第5章 生成AIの法律事務所における利活用のデモンストレーション
 1 「まずは無償版よりはじめよ」
 2 法律事務所における業務全般でのChatGPTの利活用~ChatGPTを有効に利活用するための重要な視点
 3 ChatGPTと契約書作成・チェック
 4 ChatGPTと法律相談
  具体例6:クライアントからの法律相談への回答
  具体例7:難解な法律概念の言い換え
  具体例8:婚約の不当破棄の相談を受けた弁護士の対応
  具体例9:ChatGPTの回答を持って来訪した相談者への対応
 5 ChatGPTと交渉手続
  具体例10:賃貸物件の家賃交渉
  具体例11:再開発計画をめぐる複雑な交渉とロールプレイ
 6 ChatGPTと訴訟手続
  具体例12:事案についての顧客の言い分の要約
  具体例13:事実関係の時系列作成
  具体例14:裁判官の心情に訴えかけ、注意を惹くためのテーマの提案
  具体例15:陳述書に基づく尋問事項案の作成
  具体例16:判決か和解かの意思決定と顧客の説得
 7 ChatGPTと刑事弁護
  具体例17:示談の際に参考となるお詫びのポイントやフレーズを含む謝罪文の作成
 8 法律事務所のマネジメント/弁護士の転職活動など
  具体例18:所内勉強会のテーマの提案
  具体例19:事務所旅行のプランの提案
  具体例20:生成AIを利用した法律事務所のマーケティング
  具体例21:弁護士の転職活動とロールプレイ
 コラム ChatGPTの法的推論能力・訴状起案能力に関する最新の研究

第6章 未来への挑戦と展望
 1 賽は投げられた!
 2 生成AIが変え得る法律実務と専門家たる法曹の判断の不可欠性
 コラム 東京大学五月祭で開催されたChatGPTを裁判官とした模擬裁判のイベント

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