ケーススタディ 多額の資産をめぐる離婚の実務

財産分与、婚姻費用・養育費の高額算定表
本体 ¥ 2,900
¥ 3,190 税込

著者:三平聡史/著
判型:A5判
ページ数:260頁
発刊年月:2020年5月刊
ISBN/ISSN:9784817846433
商品番号:40814
略号:資産離

商品情報

高額所得者の場合の財産分与、婚姻費用・養育費算定はどうなる?
標準算定表の上限年収を超えたときの算定方法は?
54の具体的ケースや裁判例、オリジナル「高額算定表」で解説!

● 不動産や会社支配権、その他高額資産を専門的に扱う弁護士が、高額所得者の離婚に伴う、財産分与、婚姻費用・養育費に関する問題の解決策を提示。
● 高額所得者の場合に影響しうる、資産形態、収入の内容、当事者属性、家族関係などの事情を踏まえた54の具体的なケースと関連する裁判例(概要)を紹介。
→1事案の概要→2争点(見解の違い)→3結論→4合意成立のポイントの流れで解説!

● 様々なケースや裁判例を通じて、分与対象財産としての扱い方や分与割合、費用の算定における計算方法、判断プロセスを学べる。
● 標準算定表の上限年収を超える部分について、著者がこれまでの判例・学説の研究、実務経験をもとに作成した算定表「高額算定表」を使い方の解説とともに収録。

目次

第1 証拠( 資料) の収集
 財産分与・養育費・婚姻費用に関する証拠収集
第2 財産分与
 1 夫または妻名義の個人事業の資産の扱い
 2 法人の財産の扱い
 3 第三者名義の財産(事業)の扱い
 4 実家からの財産譲渡(経済的援助)の扱い 
 5 実家への経済的援助・送金(夫婦共有財産の逸失)の扱い
第3 標準算定方式・算定表の「改定」について
 1 標準算定方式・算定表の「改定」の公表
 2 標準算定方式・算定表の「改定」の概要
 3 変更した統計データの内容 
 4 変更した生活費指数の内容
第4 婚姻費用・養育費
 1 高額所得者の婚姻費用・養育費の計算方法
 2 婚姻費用の上限金額について
 3 特有財産からの収入(賃料収入・金融資産の取引の利益)の扱い
4 自己都合での退職・転職による収入減少
 5 意図的な低収入(収入減少)
 6 事業所得者の総収入の認定 
 7 収入の変動の扱い 
 8 公的資料から総収入を特定できないケースにおける特殊な推定方法
 9 給与所得と事業所得の混在(換算)
 10 別居の際の夫婦共有財産の持出しの扱い 
 11 住居費の負担がないことの扱い 
 12 私立学校・大学の学費や塾・予備校・習い事の費用の扱い
 13 養育費の支払の終期(婚姻費用に子の生活費を反映する終期)
 14 他の扶養家族との関係 
 15 権利者の収入が義務者よりも高いケースの養育費の計算 
 16 有責配偶者からの離婚請求(実質的な婚姻費用の前払い)
 17 婚姻費用・養育費の変更 
資料 高額算定表
 1 高額算定表について 
 2 婚姻費用の高額算定表
 3 養育費の高額算定表
   算定表1 ~ 10 婚姻費用(1)~(10)
   算定表11 ~ 19 養育費(1)~(9)

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