少年事件の“いま”を読み解く――実務の現場に直結する知見が凝縮!
令和少年実務研究会(※肩書は発刊当時のものです)
加藤学(さいたま家庭裁判所部総括判事)
岩﨑貴彦(横浜地方裁判所小田原支部判事)
河畑勇(東京地方裁判所立川支部判事)
佐藤傑(東京高等裁判所判事)
柴田雅司(仙台高等裁判所判事)
髙田浩平(最高裁判所事務総局家庭局付)
福嶋一訓(司法研修所刑事裁判教官)
藤永祐介(大阪地方裁判所判事)
横澤慶太(東京地方裁判所判事)
● 従来の文献では得られない、裁判所の判断基準とノウハウを凝縮 少年事件の流れに沿った具体的な事例を通じて、裁判官がどのような思考で判断をしているのか、そのプロセスを詳細に解説。
● 現場の生の声が詰まった座談会 裁判官だけでなく、弁護士、書記官、調査官も参加。各専門職の役割や、より良い連携の在り方がわかる。
● 実務上の課題解決に直結 審判運営上の工夫や、事件係属時の対応など、他の書籍にはない実践的なノウハウが満載。
● 『家庭の法と裁判』で好評を博した連載を、令和3年改正少年法の最新運用状況を反映し、加筆・再編成。
<例えばこんな実務に役立つ!>
■裁判所
現場の課題解決に直結
少年事件の性質が変化する中で生じる新たな論点に対し、現職裁判官が自らの経験に基づいた判断基準や考え方を解説しており、日々の業務における具体的な指針となる。
実務上の工夫やノウハウの共有
審判運営上の工夫や、事件係属時・審判前の準備など、他の書籍では触れられていない実務上の工夫を詳細に紹介している。座談会形式のパートでは、書記官や調査官も交えた議論が掲載されており、部署内での知識共有にも役立つ。
■弁護士
裁判所の「思考回路」がわかる
現職裁判官がどのような視点で事件を捉え、判断を下しているのか、その思考プロセスを理解できる。これにより、より効果的な弁護方針を立てることが可能になる。
付添人活動のヒントが満載
実際の事例研究を通じて、少年事件における付添人として留意すべき点や、裁判所との連携のあり方が具体的にわかる。座談会には付添人弁護士も参加しており、率直な意見交換が反映されている。
実務のアップデートに最適
令和3年改正少年法の施行後の運用状況や、それに伴う新たな論点について解説しているため、最新の実務動向を効率的にキャッチアップできる。
■書記官・調査官
各専門職の役割と連携の理解
裁判官だけでなく、調査官や書記官も交えた座談会形式のパートが用意されており、それぞれの専門職が事件全体の中でどのような役割を果たし、どのように連携すべきかがわかる。
職場の課題解決へのヒント
少年を取り巻く環境の変化に伴い生じる新たな課題について、他の裁判官や専門家がどのように考え、対処しているのかを知ることで、自部署の運営や工夫の参考にすることができる。
少年事件に携わるすべての実務家に確かな指針を示す一冊!