家庭の法と裁判 2018年1月号<養育費政策と支援>vol.12

本体 ¥ 1,800
¥ 1,980 税込

著者:家庭の法と裁判研究会 編
判型:B5判
ページ数:160頁
発刊年月:2018年1月刊
ISBN/ISSN:9784817844521
商品番号:
略号:家判

商品情報

『家庭の法と裁判』
年6回(4月・6月・8月・10月・12月・2月) 発行

家庭の法と裁判研究会
代 表 安倍嘉人
副代表 山﨑恒・西岡清一郎
顧 問 若林昌子

●収録の家事裁判例・少年裁判例には、実務上参考となる、その判断の意義や
 位置づけ等を示す「解説(コメント)」を裁判例毎に掲載。
●時宜に適った特集記事はもちろん、「論説・解説」「実務に即した連載講座」
 などの家庭に関する事件にかかわる周辺情報・資料等も充実。

目次

●巻頭言 関係性という視点から見た家族の問題
平木典子(IPI 統合的心理療法研究所顧問)

【論説】<養育費政策と支援>
●子どもの貧困と日本の養育費政策
下夷美幸(東北大学教授)

●養育費相談の現状と養育費確保を巡る課題 ~養育費相談支援センターにおける相談概況から~
原千枝子(養育費相談支援センター長)

●ハーグ条約実施法に基づく子の返還申立事件の終局決定例の傾向について
依田吉人(東京地方裁判所判事(前最高裁判所事務総局家庭局付))

●研 究 不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析(3)
大塚正之(弁護士)

●家事関係裁判(4件)
カナダ国籍を有する両親及び未成年者2名に関する子の監護者の指定申立事件について, 実父の実家が存在するカナダのノバスコシア州法が準拠法になると判断した上で, 子の監護に関するカナダの実務に基づき, 両親の双方が同程度の時間ずつ子を監護する「分割身上監護の定め」をした事例(東京高決平成29年5月19日 子の監護者の指定審判並びに子の引渡し及び面会交流申立却下審判に対する抗告事件) …など

●少年関係裁判(3件)
暴力行為等処罰ニ関スル法律違反, 道路交通法違反保護事件において少年を第1 種少年院に送致した決定に対する処分不当を理由とする抗告に関し,少年に対しては, 直ちに施設に収容しなければならないほどの高い要保護性があるとまでは認められず,試験観察によって少年の動向を観察して在宅処遇の可能性を検討することもなく第1 種少年院に送致した原決定の処分は, 短期間の処遇勧告を付した点を踏まえてもなお,著しく不当であると判断して, 原決定を取り消して本件を原裁判所に差し戻した事例
(大阪高決平成28年11月10 日 暴力行為等処罰ニ関スル法律違反, 道路交通法違反保護事件の保護処分決定に対する抗告事件) …など

【「実務の参考になる!」と各方面から好評の連載!】
●外国少年司法事情 (第6回) 北欧(5) スウェーデンの刑事手続・処分の若年者に対する特則
●少年矯正の現場から (第8回) 少年院における短期課程について~松山学園における取組から~
●更生保護の現場から (第8回) 一保護司の少年の保護観察担当事例
●公証家事実務Q&A (第8回) 遺言執行者の職務
●家事事件申立てのプロセスとQ&A~調停・審判の入り口~(第12回) 失踪宣告及び失踪宣告の取消しの申立て
●初任者のための遺産分割講座 (第10回) 遺産分割方法の決定
●少年友の会の現場から 長崎少年友の会/茨城少年友の会/奈良家庭・少年友の会

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