家庭の法と裁判 2015年4月号<創刊にあたって>vol.1

本体 ¥ 1,800
¥ 1,980 税込

著者:家庭の法と裁判研究会 編
判型:B5判
ページ数:192頁
発刊年月:2015年4月刊
ISBN/ISSN:978-4-8178-4208-4
商品コード:
略号:家判

商品情報

『家庭の法と裁判』
年6回(4月・6月・8月・10月・12月・2月) 発行

家庭の法と裁判研究会
代 表 安倍嘉人
副代表 山﨑恒・西岡清一郎
顧 問 若林昌子

●収録の家事裁判例・少年裁判例には、実務上参考となる、その判断の意義や
 位置づけ等を示す「解説(コメント)」を裁判例毎に掲載。
●時宜に適った特集記事はもちろん、「論説・解説」「実務に即した連載講座」
 などの家庭に関する事件にかかわる周辺情報・資料等も充実。

目次

◆巻頭言 安倍 嘉人  
創刊のごあいさつ

◆特別寄稿
岡部喜代子
「家庭の法と裁判」発刊に寄せて

山岸 憲司  
説得力のある法理,納得感のある実務

床谷 文雄  
新雑誌に期待すること,望むこと

◆論説
竹下 守夫  
司法の国際化の課題と家事事件

川出 敏裕  
少年法の現状と課題

原口 幹雄  
人口超減少社会と平成の「金の卵」たち

◆家事関係裁判
●夫と民法772条により嫡出の推定を受ける子との間に生物学上の父子関係が認められな
いことが科学的証拠により明らかであるなどの事情がある場合における親子関係不存在
確認の訴えの許否
(最一小判平成26年7月17日 親子関係不存在確認請求事件 ?事件(平成24年(受)第1402号))
(参考)原 審  札幌高等裁判所平成24年3月29日判決
    第1審  旭川家庭裁判所平成23年12月12日判決
(最一小判平成26年7月17日 親子関係不存在確認請求事件 ?事件(平成25年(受)第233号))
(参考)原 審  大阪高等裁判所平成24年11月2日判決
    第1審  大阪家庭裁判所平成24年4月10日判決

●共同相続人のうち自己の相続分の全部を譲渡した者と遺産確認の訴えの当事者適格
(最二小判平成26年2月14日 遺産確認,建物明渡等請求事件)
(参考)原 審  名古屋高等裁判所平成22年12月10日判決
    第1審  名古屋地方裁判所平成22年2月25日判決

●1 民法880条にいう「事情に変更を生じたとき」に該当するとした事例
 2 抗告人(原審申立人)が高額所得者であり,同人や相手方(原審相手方,抗告人の
元妻)の再婚,養子縁組や新たな子の出生等の事情がある場合において,いわゆる
標準算定方式による算定を行った上で,諸般の事情を総合考慮して,未成年者一人
当たりの養育費を減額した事例
(福岡高決平成26年6月30日 養育費(減額)申立却下の審判に対する抗告申立事件)
(参考)原 審  熊本家庭裁判所審判

●遺産分割審判の抗告審において,遺産である同族会社の株式を共同相続人の分割取得と
した原審判が変更されて,同族会社の事業を承継する予定の相続人の単独取得とされた
事例
(東京高決平成26年3月20日 遺産分割審判に対する抗告事件)
(参考)原 審  千葉家庭裁判所松戸支部審判

●妻である控訴人(51歳)と夫である被控訴人(52歳)との婚姻関係は完全に破綻してい
るが,破綻につき専ら責任のある被控訴人からされた本件離婚請求は,別居期間(9年
余)が同居期間(18年余)等と対比して相当の長期間に及んでいるとまではいえず,ま
た,うつ病で稼働していない上,少なくない負債を抱えている控訴人が離婚によって精
神的・社会的・経済的に極めて苛酷な状態におかれるから,信義誠実の原則に照らして
許されないとして,請求を棄却した事例
(仙台高判平成25年12月26日 離婚請求控訴事件)

●特別縁故者に対する相続財産の分与の申立人がその申立後に死亡し,相続人のあること
が明らかでないとして相続財産法人が成立した場合には,当該相続財産法人が申立人の
地位を承継したものというべきであるとして,申立人の死亡により上記申立事件が終了
したと判断した原審判を取り消し,同事件を原審に差し戻した事例
(東京高決平成25年7月3日 特別縁故者に対する相続財産分与審判に対する抗告事件)

●認知症の高齢者を養親とする養子縁組について,縁組当時,同人の意思能力又は縁組意
思がなかったと認めることは困難であるなどとして,養子縁組無効確認請求を認容した
原判決を取り消し,請求を棄却した事例
(広島高判平成25年5月9日 養子縁組無効確認請求控訴事件)

◆少年関係裁判
●覚せい剤取締法違反,大麻取締法違反保護事件により年齢切迫の少年を中等少年院に送
致した決定に対し,法令違反及び処分不当を理由に申し立てられた抗告を棄却した事例
(東京高決平成26年1月20日 覚せい剤取締法違反,大麻取締法違反保護事件の保護処分決定
に対する抗告事件)
(参考)原 審  横浜家庭裁判所決定

●保護観察中の19歳の少年に対する施設送致申請事件について,少年を中等少年院に送致
した事例
(広島家決平成26年9月9日 施設送致申請事件)

●19歳の少年に対する窃盗被告事件において,刑事処分を科すよりも,保護処分に付する
のが相当であるとして,事件を家庭裁判所に移送した事例
(福岡地小倉支決平成26年3月27日 窃盗被告事件)

◆ TOPIC 第5回ローエイシア家族法と子どもの権利に関する国際会議から
I   会議の歴史と趣旨 小杉丈夫 
II  李亮喜教授のご紹介 大谷美紀子 
III 基調講演 「子どもの権利の実現─成果と課題─」
李亮喜(Yanghee Lee)(北田真理 訳)

◆連 載 家事事件申立てのプロセスとQ&A~調停・審判の入り口~
第1回 離婚(夫婦関係調整)調停申立て 編集部

◆家庭裁判所事件の概況⑴ ─家事事件─ 最高裁判所事務総局家庭局

PAGE TOP